2009年02月18日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツが川崎市PTA連絡協議会と協力、
家庭における有害サイト対策の重要性を啓発へ
川崎市内51校の市立中学校に通う子どもの家庭に対し、
Webフィルタリングソフト「i-フィルター 5.0」90日間試用版を無償配布

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、このたび、川崎市PTA連絡協議会の協力のもと、川崎市内にある51の市立中学校に通う子どもがいるご家庭を対象に、家庭向けWebフィルタリングソフト「i-フィルター 5.0」の90日間試用版を無償で配布することを発表します。試用版の配布は、2009年2月20日(金)より専用Webサイト経由で順次行われる予定です。

川崎市PTA連絡協議会では、インターネットを通じて子どもが犯罪に巻き込まれるという昨今の現状を憂慮し、2008年9月より、保護者が安全で安心なインターネット利用を考えるための啓発ページ「ITひろば」を協議会Webサイト内に開設し、インターネットを介したトラブルの事例や、対策方法、相談窓口を紹介しています。また、市民館などを活用して、保護者に向けて「IT学習会」を開催、継続的な啓発活動を展開しています。

同協議会は、今回のフィルタリングソフトの無償配布に際して、啓発のためのチラシ3万部を、市立中学校生徒の保護者に通知すると同時に、日本PTA全国協議会が推薦するフィルタリングソフトの紹介をしていきます。また、10万部を発行する広報紙「市P協かわさき」においても、市立小・中・高の各学校に通う子どもがいるご家庭を対象に、家庭におけるインターネット有害情報対策の重要性について啓発をしていきます。また、デジタルアーツでは、家庭においてインターネットを安全にご活用いただくための施策の一環として、川崎市PTA連絡協議会からの要請に応じて、保護者の皆様や子どもたちに対する「インターネット利用安全教室」への協力を行っていきます。

なお、デジタルアーツがこのような形で「i-フィルター 5.0」の90日間試用版を無償で配布するとともに、PTAと連携しながら啓発活動を支援するのは、今回が初めてとなります。デジタルアーツでは、今後もこのような活動を通じて、インターネットを安全に利用するツールとなるフィルタリングソフトの重要性について、積極的に啓発していきます。

フィルタリングソフトを正しくご理解いただくことを目指して

総務省が2008年6月に発表した「平成19年度 電子通信サービスモニターに対する第2回アンケート調査結果※1」によると、いまやご自宅でパソコンを使ってインターネットを利用している人の割合は、83.2%に上ります。このようななか、子どもにインターネットを利用させる場合のフィルタリングの設定について、94.3%が必要であると考えている一方で、18歳未満の子どもをお持ちで、かつパソコンを利用させているご家庭におけるフィルタリングサービスの利用状況は、30.2%前後にとどまっています。

フィルタリングサービスを利用されていないご家庭のなかには、「うちの子に限って、有害なサイトに接続することはない」というご意見も多く見られます。しかし、子どもの判断力が付かないうちにインターネットを利用すると、ときに思いもかけない検索単語から、意図せずして有害・悪質な情報を掲載するサイトに接続することもあります。デジタルアーツでは、とくにこうした状況を懸念していることから、インターネットを安全に利用するための啓発活動の重要性を訴求するとともに、対策の一環としてのフィルタリングソフトの機能を正しくご理解いただくべく、さまざまな普及啓発活動を進めています。今回の川崎市内の一部教育機関に対するフィルタリングソフトの配布を含む一連の活動は、こうした普及啓発活動の一環となります。

今回、配布する家庭向けWebフィルタリングソフト「i-フィルター 5.0」は、純国産としては最も歴史の長いフィルタリングソフトであり、パソコンソフトとして初めて日本PTA全国協議会の推薦ソフトに指定されました。また、2008年のBCNデータに基づく自社集計によると、家庭向けフィルタリングソフトのシェア約9割を誇るなど、幅広い実績を有しています。

「i-フィルター 5.0」は、子どもの年齢に応じたフィルタリング強度の変更ができるだけでなく、各家庭の教育方針に応じた細かいフィルタリング設定が可能です。また、掲示板やチャット・ブログなどのサイトに対して、閲覧のみ許可し、書き込みを禁止するなど、利用される方々のニーズに対応したさまざまな機能を有しています。もちろん、保護者の皆様が子どものインターネット利用状況について、「検索単語」「閲覧カテゴリ」「利用時間帯」などの観点から、一目で確認することも可能です。

情報を遮断するツールとして理解されがちなフィルタリングソフトですが、精度が高いフィルタリングソフトは、インターネットの利便性を最大限に確保して可能な限りのコンテンツを見せつつ、「子どもには見せたくない」というサイトのみを非表示にします。また、子どものインターネット利用管理ツールとしての側面も有しています。今回の試用版配布をきっかけに、デジタルアーツでは、パソコン向けフィルタリングソフトの機能に関する正しい知識が広く普及するとともに、フィルタリングソフトやインターネット利用の安全について、家庭で話し合うよいきっかけになることを願っています。今後とも、企業理念である「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」を実現すべく、ご家庭における安全なインターネット利用に必要な正しい知識の啓発を継続的に行っていきます。

「i-フィルター」について
「i-フィルター」は、純国産としては最も歴史の長いフィルタリングソフトです。パソコンソフトとしては初めて、日本PTA全国協議会より、推薦ソフトに指定されました。また、2008年のBCNデータに基づいた自社集計によると、家庭向けフィルタリングソフト市場でNo.1となるシェア9割を誇るなど、幅広い実績を有しています。「i-フィルター」シリーズは、店頭・ダウンロード販売はもとより、NEC、富士通、ソニー、東芝、シャープ、日立、エプソン、オンキヨー、パナソニックなどといった大手国産メーカーのパソコンにも標準搭載されています。また、約400店のネットカフェ、150以上のインターネットサービスプロバイダー(ISP)およびCATV、据置型および携帯型ゲーム機などを通じて、幅広く利用されています。
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」との企業理念のもと、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級の2億6,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、世界26の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向けに「i-フィルター」、企業向けに「i-FILTER」、また企業向け電子メールフィルタリングソフトとして「m-FILTER」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTERは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。