2016年09月06日
デジタルアーツ株式会社

誤送信防止機能を強化した「m-FILTER® MailAdviser」Ver.3.2
9月下旬提供開始
~“ファイル添付忘れ”“件名無し“に注意喚起表示 メールマナー向上にも使える新機能も搭載~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード 2326)は、企業・官公庁・自治体様向けのクライアント型メールセキュリティ製品「m-FILTER MailAdviser(エムフィルター メールアドバイザー)」において、誤送信防止機能を強化した新バージョンVer.3.2を、2016年9月下旬より提供開始いたします。

昨今、標的型攻撃による情報漏洩が相次いでおり、その対策が注目されていますが、内部からの人為的なミスによる情報漏洩対策も重要です。デジタルアーツが昨年7月に発表した「勤務先におけるメール誤送信の実態調査」では、従業員の64.6%が誤送信を経験しており、その主な内容は「宛先を間違える」77.8%、「添付ファイルを忘れる」46.5%、「添付ファイルを間違える」32.3%という結果になりました。特に社外とのメールにおいて宛先や添付ファイルを間違えると、無関係な企業に機密情報が漏洩してしまう可能性があり、企業としての信頼失墜に加えて、その後の取引に大きな損害を与えかねません。その中でも、携帯アドレス宛メールへの送信は機密情報が漏洩しやすいと懸念されております。

そこで、デジタルアーツは、これまでのお客様の誤送信インシデント状況について綿密なヒアリングと分析を実施した結果、今回のアップデートにおいて、「m-FILTER MailAdviser」における従来の誤送信防止機能のセキュリティ面強化と利便性向上に繋がる機能強化を行いました。

「m-FILTER MailAdviser」Ver.3.2のポップアップ画面イメージ

「m-FILTER MailAdviser」Ver.3.2のポップアップ画面イメージ

セキュリティ面では、送信アドレスをドメイン別に社外・携帯・社内の順で区分表示できるようにし、送信先間違いを発見しやすくしました。これにより、メール誤送信の軽減に活用いただけます。利便性においては、メール本文中に「添付」「貼」などの文字列があるのにファイルが添付されてない場合、また、件名が空欄の場合に注意喚起表示ができるようになるので、メール送信前に内容を再確認できるようになります。

今後、益々進むグローバル化の流れを受け、海外とのビジネスにおけるメール送信時の情報漏洩対策や誤送信防止対策がより重要性を増しています。デジタルアーツでは、国内および海外における内部からの機密情報流出を防止すべく、メールの誤送信対策、アーカイブ、スパムメール対策におけるお客様のニーズに対応し、「m-FILTER」ファミリーの機能強化を行ってまいります。

「m-FILTER MailAdviser」Ver.3.2の主な新機能

各ドメインの行頭に【社外】【携帯】【社内】の順に表示区分
メールの送信先をドメインで判別し、社外・携帯・社内と振り分け、それぞれドメインの行頭に区分表示をします。また、ポップアップ画面上の上部に社外宛てと判定された宛先リストを集約し、次に携帯アドレス、最後に社内宛ての順に宛先リストを表示できるようになります。
ファイルの添付漏れ、件名漏れ時に注意喚起表示
メール本文に「添付」「貼」などの文字列が含まれる場合、また、件名が空欄の場合、注意喚起表示ができるようになります。
携帯アドレスへの添付ファイル送信を禁止設定
携帯アドレス宛てに添付ファイル送信を行う場合、送信を禁止設定することができます。
  • ※ 2015年7月に発表した「勤務先におけるメール誤送信の実態調査」は、全国の20歳以上の就業者(従業員:1,102名、情報システム担当者:332名)を対象にデジタルアーツが実施した調査です。

以上

「m-FILTER MailAdviser」ついて
「m-FILTER MailAdviser」は、ゲートウェイ型誤送信防止製品よりも手軽に誤送信対策を始められたい企業・官公庁・自治体様向けのクライアント型メール誤送信防止ソフトです。「m-FILTER MailAdviser」は送信者自身がメール送信時に誤送信チェックを可能にし、従業員の誤送信防止意識の向上に役立ちます。ゲートウェイ型製品である「m-FILTER」と組み合わせ、多層防御の構成をとることで、誤送信をより確実に防止することもできます。
https://www.daj.jp/bs/ma/
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、家庭および個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を提供する他、企業向けとしてメールセキュリティソフト「m-FILTER」、クライアント型メール誤送信防止ソフト「m-FILTER MailAdviser」、純国産のセキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」を提供しています。
https://www.daj.jp
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER/m-FILTER MailFilter/m-FILTER Archive/m-FILTER Anti-Spam/m-FILTER File Scan、D-SPA はデジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ FinalCode はデジタルアーツグループの登録商標です。
  • ※ 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。