2017年05月15日
デジタルアーツ株式会社
A10ネットワークス株式会社

SSL通信の可視化対策として、「i-FILTER®」とA10のSSLインサイト製品が連携
~SSL通信を利用したサイバー攻撃対策やネットワークの負荷軽減を目的として
SSLデコード機能を専用アプライアンスで利用可能に~

デジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、情報漏洩防止と内部統制を推進するWebフィルタリングソフト「i-FILTER(アイフィルター)」とA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 米国本社ヴァイスプレジデント:川口 亨、以下 A10)のSSLインサイト製品との連携ソリューションを本日より提供開始いたします。

近年、サイバー攻撃が多様化する中、Webページをセキュリティの脅威から守る対策として、ID・パスワードを入力するログインページや個人情報を送受信するといった重要なページはもとより、Webサイトの全ページをHTTPS(SSL)化する常時SSL化が主流になってきています。常時SSL化により、Webサイトの情報を全て暗号化することで、Webサイトの信頼性と通信の安全性を高めることが可能になります。

しかし、暗号化されたSSL通信は、企業の管理者にとっては従業員が不正な書き込みや、企業の重要なファイルをオンラインストレージにアップロードされても検知できなくなるなど、情報漏洩の抜け道として悪用される危険もあるためWebサービスの制御にはSSL通信のデコード(解読)が必要となります。また、SSL通信に隠れた脅威に遭遇する危険性も高まっているほか、クラウドサービスの利用増加により、インターネットへのトラフィックも増加傾向にあります。

このような状況の中で、デジタルアーツは従来のように「i-FILTER」でSSL通信のデコードを完結する方法に加えて、A10が提供するSSLデコードの専用アプライアンスと連携する方法も実現することで、多様化するお客様のニーズにお応えします。

この度の連携により、標的型攻撃対策に有効なFireEyeのサンドボックス製品単体では検知できなかったSSLでのC&Cサーバーへのコールバック通信も、A10の専用アプライアンスで検知後に連携モジュールが自動で「i-FILTER」のデータベースに登録するので、C&Cサーバーへのコールバック通信を即時にブロックすることが可能となり、Web上の複合型の高度な脅威による自社の機密情報漏洩を阻止することが可能になります。

「i-FILTER」と連携するA10の製品は、SSL通信可視化の機能を有するA10のハイパフォーマンスセキュリティプラットフォーム「Thunder CFW」と専用アプライアンス「Thunder SSLi」です。両ソリューションは、独自OSによる高い性能と包括的な暗号アルゴリズムへの対応を特長としています。

「i-FILTER」と「Thunder」シリーズの連携概要図

「i-FILTER」と「Thunder」シリーズの連携概要図

デジタルアーツとA10は、今後ますます脅威となる標的型攻撃における防御・対応ソリューションをより迅速に、広範囲に開発・提供し、これからもインターネット社会に対して安心と安全を実現すべく、更なる製品満足度向上を目指してまいります。

以上

A10 Networks / A10ネットワークスについて
A10 Networks(NYSE: ATEN)はセキュアアプリケーションサービスにおけるリーディングカンパニーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.a10networks.co.jp/
「i-FILTER」について
「i-FILTER」は、情報漏洩対策とWebの有効利用のための企業向けWebフィルタリングソフトです。国内におけるWebフィルタリングソフトのベンダー別売上金額シェア(2015年度)においてNo.1を獲得しました(2016年6月 株式会社アイ・ティ・アール発行「ITR Market View:サイバー・セキュリティ対策市場2016」)。業界最大級のWebフィルタリングデータベースと、特許を取得したフィルタリングテクノロジー「ZBRAIN」により、業務中の閲覧が不適切なWebサイトを高い精度で遮断します。また、Webメールの利用や掲示板の書き込みなどといった、Web経由の情報漏洩を防ぐとともに、その内容を記録・確認・保存することが可能なため、内部統制対策としても有効なソリューションです。「i-FILTER」は、すでに全国の企業・官公庁7,300団体以上、学校・教育機関31,000校以上に導入されています。(2016年3月末現在)
https://www.daj.jp/bs/i-filter/
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、家庭及び個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を提供する他、企業向けとしてゲートウェイ型電子メールセキュリティソフト「m-FILTER」、クライアント型電子メール誤送信防止ソフト「m-FILTER MailAdviser」、セキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」を提供しています。
https://www.daj.jp
  • ※ デジタルアーツ、DIGITAL ARTS、i-FILTER、info board、ARS、ActiveRatingSystem、ACTIVE RATING、ZBRAIN、D-SPA、SP-Cache、NET FILTER、m-FILTER、m-FILTER MailFilter、m-FILTER Archive、m-FILTER Anti-Spam、m-FILTER File Scan、当社・当社製品関連の各種ロゴ・アイコンはデジタルアーツ株式会社の商標又は登録商標です。FinalCodeはデジタルアーツグループの登録商標です。
  • ※ その他、本書に記載されている各社の社名、製品名、サービス名およびロゴ等は、各社の商標または登録商標です。