国会でも注目の高まっているスマホの問題
弊社社長による「青少年問題に関する特別委員会」での意見陳述
衆議院の特別委員会のひとつに、青少年の様々な問題を議論する「青少年問題に関する特別委員会」というものがあります。教育、犯罪、貧困、少子化問題など青少年に関する様々な問題が議論されているのですが、最近は青少年のネットトラブルも重要視されており、今年の5月22日に開かれた委員会ではネットに関する専門家や有識者が参考人として呼ばれました。そこに弊社の社長も専門家の1人として呼ばれ、ネット問題に関する意見陳述をしてまいりましたので、今回はそのポイントを書かせていただきます。
意見陳述(1):無線LANに対応するフィルタリングについて
まずはじめに、
- スマホの普及に伴ってフィルタリング利用率が落ちてしまっていること。
- 街中に子どもでも簡単に使える公衆無線LANが普及していること。
- ゲーム機や音楽プレーヤーからも無線LANは利用が可能なこと。
といった要因で子どもたちがトラブルに遭いやすくなってしまっている現状を述べた後に、携帯ショップや家電量販店などの店頭でのフィルタリングの案内を強化することや、子どもが多く使う機器はフィルタリングを最初から設定しておくことなどが有効な対策になるのではないかと述べました。
意見陳述(2):スマートフォンなどの長時間利用や依存について
次に、大きな問題となりつつあるネット依存・スマホ依存の対策としては、各家庭でのルール作りがまずは重要であることを述べた後で、フィルタリングソフトにも実装されている「利用時間制限機能」を利用することでルールに実効性を持たせることも有効ではないかと述べました。
意見陳述(3):リベンジポルノについて
最後にリベンジポルノについて意見を述べました。残念ながらフィルタリングでリベンジポルノを完全に防ぐことはできないものの、フィルタリングを活用してSNSの利用を必要なものに絞ることで、リベンジポルノなどの潜在的なリスクを少しでも抑えることが、被害者や加害者を減らしていくために有効ではないかと述べました。
大切なのは既に存在するツールをしっかり使っていくこと
最後にまとめとして、「フィルタリングなどのツールは既に世の中に提供されているが、まだまだ保護者に知られていないし使われていない。これを改善していくことが重要。」という主旨の発言をしました。委員会に参加していた議員の方々も概ね賛同していただけたようで、その後の質疑応答の時間でも弊社の社長に多くのご質問をいただき、製品担当としてもフィルタリングの重要性や注目度の高さを改めて認識する機会となりました。
なお、その他の有識者の方々もそれぞれの専門分野からの有益な意見を述べていましたので、お時間のある方は委員会の動画か議事録を、ぜひご覧いただければと思います。
- [動画]
- http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=43961&media_type=
- [議事録]
- http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/007318620140522005.htm
<「i-フィルター」製品担当:工藤>
「i-フィルター」の詳細は製品紹介ページをご確認ください。
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