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2015/05/25   
セキュリティ全般   

「RSA Conference 2015」、前回を凌ぐ入場者数に

世界最大の規模を誇る情報セキュリティイベント「RSA Conference」が、今年もカリフォルニア州のサンフランシスコで開催されました。今年は4月20日から24日の5日間に渡り、約700人のスピーカーによる490以上のセッションやキーノート、セミナーなどが開かれ、その会場に世界中から集まった来場者の数は、昨年の約2万8千人を上回る約3万3千人となりました。

このRSA Conferenceは、1991年の発足当初には「暗号に関する意見交換」をメインとしたイベントでしたが、様々な分野で情報セキュリティの需要が高まるにつれて、その規模は年々拡大してゆき、現在では著名なセキュリティ研究者たちや、世界中のセキュリティ関係者たちが一斉に集う一大イベントとなっています。

また2000年以降のRSA Conferenceは、年に一度のサンフランシスコでの開催以外にも、ミュンヘン、パリ、ロンドンなどヨーロッパ圏の大都市でも、そして2002年以降は東京、北京、シンガポールを含めたアジア圏でも開催されるようになりました。このRSAの国際進出は、世界的なセキュリティの需要の高まりを表したものと言えるでしょう。

また、RSA Conferenceは展示会場にブースを出展する企業の数もトップレベルであることが知られています。今年のRSA Conference 2015では、昨年よりもさらに広大な敷地に、400以上のセキュリティ企業がぎっしりと並びました。やはり米国企業の数が圧倒的に多いことは否めないのですが、それでもイスラエル、中国などを含めた様々な国のセキュリティ企業が、しのぎを削るようにして出展する華やかな展示会場には、国際的なイベント特有の雰囲気が漂っていました。


FinalCode, Inc.のブース

RSA Conferenceは、名実ともに「世界のセキュリティの第一線」に携わる技術、情報、人材が集まるイベントです。その展示会場に出展した日本の企業が、ほんの一握りしか見ることができなかったことは、少々残念にも感じられます。そんな中、「FinalCode」のプロモーションで初出展したデジタルアーツの米国子会社FinalCode, Inc.のブースは多くの来場者を引きつけ、存在感を発揮していました。日本から来場したセキュリティ関係者の方々にとって、なかなか頼もしい存在だったのではないでしょうか。
<記事提供元:株式会社イード>

「FinalCode」の詳細は製品紹介ページをご確認ください。

FinalCode