Digital Arts News Watch
2017/03/10
i-フィルター
ネットリスク
スマホ・タブレット
いま自画撮りが危ない? ご家庭で対策や説明はしていますか?
2017年2月10日、東京都は中学生や高校生に「自画撮り」の被害が相次いでいることを受け、条例での規制を検討することを発表しました。有識者らによる第31期東京都青少年問題協議会にて対策の議論を開始し、今年の夏ごろを目処にまとめられるとのことです。もしも条例の改正となれば、全国初の規制内容となります。
これは近年、中高生がインターネット上で知り合った面識のない相手から、脅されたり、言葉巧みにだまされたりして、裸体や露出の高い「自画撮り」画像をメールなどで送るよう求められる被害が増加していることを受けたものです。
警察庁によると、平成27年中に児童ポルノ事犯の自画撮り被害に遭った児童は376人にのぼり、平成24年の207人から毎年増加しています。また、自画撮り被害は、コミュニティサイト※1に起因するものが約8割を占めています。※2 このような背景をうけ、中高生が「自画撮り被害」に遭わないように、教育関係者、青少年行政担当者に向けて呼びかけを行っているようです。
児童ポルノ事犯の自画撮り被害の手口としては下記のようなものがあるようです。
- ● 自画撮り画像と交換で金品を与える。
- ● 「友情を示して欲しい」と強要する。
- ● 自画撮り画像を送らないと危害を加えると脅す。
しかし、これらの問題を未然に防ぐうえで必要なことは、「裸体や露出の高い自画撮り画像を撮影しない」、「安易にSNSへ公開、共有をしない」ことになると思います。
いま、スマートフォンを利用したコミュニケーションは生活に欠かせないものになりつつあり、完全な禁止は困難です。利用者となるお子さまに十分な説明をして安全な利用をしてもらいたいですね。
もし、「お子さまがリスクをまだ理解できない年齢である」場合や「まだ説明をしていないので、一時的にコミュニティサイト等のアプリを使用停止にしたい」場合、Android OSのスマートフォンをご利用であれば「i-フィルター for Android」のアプリフィルタリング機能で、アプリの起動を禁止する方法があります。
この機能を使えば、「SNS」や「チャット」に該当するアプリケーションをカテゴリやアプリごとに指定して禁止することが可能となりますので、コミュニティサイト起因の自画撮り被害を防ぐには有効な手段と言えます。
- 「i-フィルター for Android」アプリフィルタリング機能に関するよくあるご質問
- ・アプリの利用を制限することはできますか?
- ・指定したアプリのみを使用させることはできますか?
- ・インストールされているアプリの詳細情報を調べることはできますか?
これらの問題を保護者のみなさまにご理解いただくとともに、安全なインターネット活用を改めてご家庭で話しあっていただけたら幸いです。
<お客さまサポートセンター:高橋>
- ※1 コミュニティサイト:SNS、プロフィールサイト等、ウェブサイト内で多数の人とコミュニケーションがとれるウェブサイト等のうち、出会い系サイトを除いたものの総称。
- ※2 出典:警察庁「「自画撮り被害」防止広報・啓発リーフレット」(PDF)
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