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2014/02/25   
シャドーIT    i-FILTER   

気付かないうちに機密文書の内容を外部に送信?翻訳サイトの落とし穴

「i-FILTER」Ver.9から追加する
新規フィルタリングカテゴリ「テキスト翻訳」で情報漏洩対策を

業務上の機密情報に関する文章をコピー&ペーストし、Web上で翻訳した経験はありませんか?その時に翻訳元文書の内容を外部に送信してしまうことになり、社内規定に違反する場合や翻訳結果から情報漏洩に繋がる可能性も考えられます。

●想定シーン
海外拠点や協力企業との新製品に関するやり取りで、文書内の言語が英語だったため、Web上の翻訳サービスサイトを利用して日本語に翻訳してしまったことによって、新製品に関する機密情報が漏洩してしまった。

そこで、2014年4月より提供開始する「i-FILTER」Ver.9では、このような翻訳サイトからの機密文書の情報漏洩を未然に防ぐために、フィルタリングデータベースに「テキスト翻訳」をはじめとした「情報漏洩対策」や「業務効率化」を支援する9つのカテゴリを新しく追加することにしました。

今回は9つの新規カテゴリの1つ「テキスト翻訳」についてご紹介します。

「テキスト翻訳」カテゴリとは?

このカテゴリでは、主に「Web上でテキストの機械翻訳が可能なサイト」を対象とし、具体的には「Google翻訳」や「エキサイト翻訳」など、ブラウザ上で文章の言語翻訳が行えるサービスサイトが含まれています。翻訳ソフトをパソコンにインストールすることなく文章を翻訳できますが、実は『翻訳元文書を外部に送信している』ことになるのです。

Web上での翻訳からの情報漏洩対策を、より効果的に実施するには?

「テキスト翻訳」カテゴリを新たにフィルタリング対象に設定するのに加え、Webページ翻訳サイト、URL短縮サービス、結果的にURLブロックを回避してしまうサイトを含む既存カテゴリ「Web翻訳・URL変換」と組み合わせることで、機密文書の漏洩リスクをさらに抑えることができます。

「i-FILTER」は品質と数を備えた非常に有効性の高いWebフィルタリングデータベースを搭載

「i-FILTER」に搭載されているWebフィルタリングデータベースは、自社の専任アナリストにより、独自の収集技術と独自のレイティング基準に基づき収集されています。

変化の激しいインターネットの世界において、常に最新・高精度なデータベースを提供するため、“新しいURLの追加”ばかりでなく、“既存URLデータの定期的な見直し”も随時行い、分類カテゴリも日本のインターネット文化や最新のWeb脅威に最適化されています。

また、世界の主要言語に対応し、スマートフォン専用サイトや標的型攻撃に有効な出口対策専用情報などを搭載しているので、海外への接続及びスマートフォン専用サイトへの接続においても安心してご利用いただけます。

※日本語、英語、中国語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、スカンジナビア語群(スカンジナビア半島で使用されている言語)、ポーランド語、ロシア語、オランダ語、ギリシャ語、ポルトガル語、ルーマニア語を収集対象言語とし、日本・北米・欧州の専任スタッフが日々厳しくチェックしデータベースの登録・更新をしています。

次回は、新規カテゴリ「法人向けオンラインストレージ」についてご紹介します。
<インターネットデータラボ:ジェイ>

「i-FILTER」Ver.9の詳細は製品紹介ページをご確認ください。

「i-FILTER」Ver.9