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2014/07/30
i-FILTER
「i-FILTER」の導入前に考えておきたいこと<フィルターモード編>
前回は、『「i-FILTER」の導入前に考えておきたいこと<グループ編>』をご案内させていただきました。おさらいをすると、グループを設計する際に《標準のグループ》の使い方を決めておくと管理・運用面で有効であるという内容でした。
グループの作成が完了すると、作成したグループに対するフィルタールールを設定することになります。フィルタールールを設定するには、目的に合わせたフィルタリングを行うことができる「フィルターモード」をご用意しており、適切なフィルターモードをご選択いただけます。
今回は、この「フィルターモード」について、使用例も踏まえ説明いたします。
「i-FILTER」で設定できるフィルターモードは以下の5つです。
●ブラックリストモード
●ホワイトリストモード
●インターネットOFFモード
●フィルタリングOFFモード
●ユーザープリセットモード
ブラックリストモード
一般的に使用されるフィルターモードです。URLフィルター(カテゴリ)・ブラックリストに登録されているURLへのアクセスなどを拒否する場合に使用します。弊社が提供しているフィルターデータベースのカテゴリを利用してブロックする場合にはブラックリストモード使用します。
ホワイトリストモード
特定のグループに対して、特定のURLのみ閲覧を可能にするなど、一部サイトのみ閲覧をさせるなどの目的の場合、URLのリストをホワイトリストに登録し、ホワイトリストに登録しているURLのみをアクセス可能にします。
ただし、ホワイトリストモードには、注意点があります。現在のWebページは複数のURLより構成されています。ブラウザーに表示されているURLだけを入力しても正しくWebページを表示することができず、Webページとして成立しない状態となります。また、多くのWebページには、広告、SNS系の「いいね」ボタンなどが掲載されており、正しく表示させるためには、ホワイトリストへ複数URLの登録が必要となります。そのため、Webページの更新が行われると登録した全てのURLの見直しが必要となります。
よって、多くのWebページをホワイトリストモードを利用して、管理・運用することには向いていません。
インターネットOFFモード
インターネットの閲覧を出来ないようにするためのモードで、インターネットへのアクセスを禁止する場合に使用します。「i-FILTER」への全てのリクエストがURLにかかわらずブロックされます。
「i-FILTER」経由のすべての通信をブロックするため、クライアントへは以下のブロック画面が表示されます。
フィルタリングOFFモード
特定のグループでは特殊な業務を行っており、フィルタリングすること自体に問題などがある場合は、「フィルタリングOFFモード」を使用します。フィルタリングを行わず、すべてのリクエストを中継のみのプロキシとして機能するため、フィルターは適用されず、ブロックされることはありません。
ユーザープリセットモード
社内で共通のルールを複数のグループに対して適用する場合、【ユーザープリセット/基本プリセット】で作成したプリセットを適用することにより、フィルタリング設定を他のグループと共通化することができます。
任意のルールプリセットを作成して、グループに適用します。共通で変更したい場合などは、ルールプリセットを変更することで対応できます。
これら5つのフィルターモードをグループに合わせて選択していただくことで、管理・運用が容易になります。弊社が提供しているフィルターデータベースをご活用していただけるのは「ブラックリストモード」であり、基本的に「ブラックリストモード」をご利用いただくことをおすすめします。
<テクニカルサポートセンター:村上>
「i-FILTER」Ver.9の詳細は製品紹介ページをご確認ください。
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