Digital Arts News Watch

2014/12/09   
i-FILTER    i-FILTER ブラウザー&クラウド   

そもそも「Webフィルタリング」とは?

皆さん、こんにちは。
いつも弊社Webサイトをご覧いただきましてありがとうございます。
あっという間に年末になってしまいましたがいかがお過ごしでしょうか。より一層寒くなってきますので、お体にお気をつけてお過ごしいただければと思います。

さて、今回は「Webフィルタリングとは何か?」ということを説明したいと思います。
知っているよという方もいらっしゃるかと思いますが、実は誤解していたり、ただサイトの閲覧を止めるだけでしょ?とお考えの方もいらっしゃると思いますので改めて整理したいと思います。

個人向けニーズ

最近は小学校高学年以降になってくるとほとんどの子がスマートフォンを持っているようです。そのスマートフォンを通じて、出会い系や教育上悪影響のある成人向けサイトなどにアクセスを行うことで、犯罪に巻き込まれる、家で両親と会話をしない、友人同士でトラブルになるなどのケースが多発しています。

このような被害に遭うことを抑止するためにWebサイトやアプリへのアクセスを制限し、普段使っても問題のないWebサイトのみへのアクセスを許可、未然に上記のトラブルになるのを防ぐということを実現するのがWebフィルタリングになります。

私も三歳の娘がいるので、将来を考えると心配ですし、犯罪が絡んだり、教育上の目的があるため、こういった個人向けのニーズはわかりやすいですよね。

企業、公共機関向けニーズ

次に企業や自治体などの公共機関でなぜ必要なのか?ということを説明します。
分別のある大人なので業務中は仕事に集中するのは当たり前…と全員が全員そうすればよいのですが、中々そうはいきません。

例えば、民間企業ではあまり表に出ませんが、自治体などでは業務に関係のないサイトを頻繁に閲覧しているのが問題になり懲戒を受けていたりするニュースが出ています。
これは、本来業務に関係の無いWebサイトに長時間アクセスして閲覧などを行うことで、業務に集中できず、生産性が下がり、結果として給与を支払っている会社に対して、貢献度が低くなってしまっているということが問題です。ましてや税金で運営している自治体をはじめとした公共機関はなおさらです。

仕事や業務で使うシステムがWebであることも多いですし、色々と調査を行うのにインターネットは非常に便利です。個人向けニーズと同様に、Webフィルタリングでは、生産性を向上させるWebアクセスは残しつつ、生産性を下げるWebサイトへの通信を制限します。多くのWebフィルタリング製品では、「ニュース」や「旅行」といったカテゴリを用意して、業務上使うカテゴリは許可、使わないカテゴリではブロックするといった設定を行って利用します。

また、Webフィルタリングの導入目的で、昨今ではセキュリティの観点でも必要性が広く認識されています。
大きく分けて二つありまして、一つ目は、組織内の重要情報を持ち出したりするなどの情報漏洩の観点です。

インターネットが広く使われるに従い、情報漏洩の経路としてWebアクセスが広く使われるようになってしまいました。例えば、退職前の社員がオンラインストレージやWebメールを利用して、情報を自宅に転送して、次の職場へ持っていくケースはわかりやすい例ですね。
この場合、発売前の製品デザインや価格情報、重要製品の設計図など企業が保有する重要情報は沢山ありますので、これらが漏れてしまうと製品を模倣される、営業現場で失注が続くなどの実害が出てきます。
こういったことを防ぐために、弊社製品「i-FILTER」は、予め業務で使う必要のないオンラインストレージやWebメールへのWebアクセスを、Webフィルタリングを利用してブロックします。

二つ目は、社外からの攻撃で利用されるWebサイトへのアクセスを防ぐ例です。
悪意ある攻撃者によってWebサイトに仕込まれたマルウェアに感染して、ローカルPCにある情報を持ち出されたりするなどの被害が起きています。いわゆる昨今の標的型攻撃に利用されているケースであり、こういった攻撃から守る上でもWebフィルタリングは有効となります。

まず、そういったマルウェアが仕込まれているサイトへのアクセスをそもそもブロックして感染を防ぎます。
さらに、弊社製品である「i-FILTER」をはじめとして、Webフィルタリング製品は外部へのWebアクセスの際に必ず通過するプロキシとして動作するケースが多く、そのプロキシ上でWebアクセスを行う際に必ず認証させたり、通常使われないような通信をブロックするなどの設定を付け加えることで防ぐことが可能です。
標的型攻撃で感染したマルウェアは、外部に情報を持ち出す際にWebアクセスを模倣して送付することが多いので、こういった設定を行うことでマルウェアの外部への情報の持ち出しを水際で防ぐことが可能となります。

このように、従来は従業員の生産性を削がない目的で導入されてきたWebフィルタリングですが、セキュリティの意識が高くなるにつれて、情報漏洩や、最新の脅威である標的型攻撃対策でも重要な役割を果たしつつあります。

まだまだウイルススキャン製品と違って、すべての方が導入しているものではありませんが、上記のような効果をポイントに導入検討してみてはいかがでしょうか。
なお、弊社ではプロキシ型の「i-FILTER」や「i-FILTER ブラウザー&クラウド」などのWebフィルタリング製品を提供しています。特に「i-FILTER ブラウザー&クラウド」は、サーバー不要のクラウドサービスで、すぐに導入可能、Windowsパソコンにもご利用いただけます。現在、『「i-FILTER ブラウザー&クラウド」90日間無料体験キャンペーン』を2014年12月26日(金)まで行っていますので、この機会に是非ともお申し込みください。

あと一か月で今年も終わりですが、良いお年をお迎えください。
<「i-FILTER ブラウザー&クラウド」製品担当:一條>

「i-FILTER」Ver.9 /「i-FILTER ブラウザー&クラウド」の詳細は製品紹介ページをご確認ください。

「i-FILTER」Ver.9クラウド型Webフィルタリングサービス i-FILTER ブラウザー&クラウド