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2015/08/26   
ICT教育    i-FILTER ブラウザー&クラウド   

ICT教育の現場でタブレットを「有効」かつ「安全」に利用するには?

子どもたちに紙では得られない新たな学習機会を与えるタブレット端末

スマートフォンやタブレットは今や個人用途だけに留まらず、ビジネスの現場においても普及が進み、さらに近年では学校教育の現場にも急速に浸透しつつあります。特にタブレット端末はICT教育と極めて相性がよく、文部科学省がその活用を推奨していることもあり、急速に普及が進んでいます。

例えばタブレット端末を使ってデジタル教科書を参照したり、学校や教師が独自に開発した学習コンテンツを手軽に生徒に配布することもできます。また、タブレット端末を他の教育向けICTシステムやツールと組み合わせることで、近年注目を集める「アクティブ・ラーニング」をはじめとした新たな学習スタイルを容易に実現することもできます。

さらには、子どもの頃から生徒たちにタブレット端末をはじめとするICTツールに親しませることによって、早い段階からICTリテラシーを育み、将来ICTを活用した社会貢献や自己実現を可能にするという効果も期待できます。近年の子どもたちは、タブレット端末を手にするまでもなく、既にゲーム機やスマートフォンに幼い頃から親しんでおり、デジタル機器の扱いはまさに大人顔負けです。このようなデジタル・ネイティブ世代の子どもたちに、早くからタブレット端末を使った高度なICTリテラシーを身に付けさせることで、将来のICT社会を牽引する高度な人材を育成することも狙いの1つです。

タブレット端末とその周辺ツールを自在に使いこなせるようになれば、ノートと鉛筆では決してできないようなリッチな表現が可能になります。またタブレット端末から、インターネットという無限の情報ソースへアクセスすることで、紙の教科書では決して得られない膨大な知見に触れることができます。頭の柔らかい子どもたちは、タブレット端末を自由に使いこなす中で自然と知識を蓄え、表現力を磨いていきます。その吸収力のスピードは、実際にタブレット端末を教育現場に導入した学校の教師たちが、そろって舌を巻くほどです。

こうした子どもたちの学びを後押しするには、やはりなるべく自由にタブレット端末と戯れさせてあげる必要があるでしょう。「あれをしてはいけない」「これはダメ」と、その使い方に制限をかけてしまうと、せっかくの子どもたちの自由な発想が阻害されてしまい、その教育的効果は半減してしまいます。

子どもを危険から守り、かつ学びの機会を奪わないためには「Webフィルタリング」が有効

とはいえ、iPadをはじめとする汎用のタブレット端末は、もともと教育用途に特化して開発されたものではありません(中には学校での利用に特化した製品も存在しますが)。大人が自己の責任において利用することを前提に開発・販売されています。従って、これをそのまま子どもに自由に使わせることには、やはりリスクが存在します。

例えば、インターネットから自由に知見を得られることは、裏を返せば「教育上知らなくてもよい」情報に触れてしまうリスクも含んでいます。アダルトコンテンツ、アングラサイトなどがその典型でしょう。また、子どもたちが自らそうしたコンテンツに近付かなくとも、悪意のある大人たちが子どもを狙って近付いてくる危険性があります。性犯罪はその最たるものですし、最近ではテロ組織やカルト組織などが、感化されやすい年頃の子どもや若者にインターネット経由でコンタクトしてくるケースも出てきました。

こうした危険から子どもたちを守るには、危険なサイトやサービスへのアクセスにあらかじめ制限を加えておく必要があります。とはいえ、世界中に無数にある危険なサイト/サービスすべてをユーザーが自ら1つ1つ特定するのは、どう考えても無理です。従って、アクセスに制限を加えるための具体的な方法としては、どうしても「許可されたサイトにのみアクセスを許す」「それ以外のサイトへは一律アクセス禁止」という、いわゆる「ホワイトリスト方式」を採用することが自ずと多くなります。

しかしこれでは、危険を一律シャットアウトできる代償として、インターネット上にある膨大な情報、子どもたちにとっては宝の山である魅力的な知見にもほとんど到達できなくなってしまいます。これでは、そもそもタブレット端末を導入した意味がなくなってしまいます。まさに本末転倒です。

そこで、子どもたちを危険から守り、かつ同時に学びの機会も奪わないよう、世界中の危険なサイト/サービスの情報を集めた膨大なデータベースを基に、これらに対するアクセスをブロックする「ブラックリスト方式」のWebフィルタリングサービスを導入する学校が増えています。

例えば、国内シェアNo.1のWebフィルタリングサービス「i-FILTER ブラウザー&クラウド」は、世界中の有害サイトのURLを集めた「URLフィルタリングデータベース」を基に、これらのサイトへのアクセスをブロックします。このデータベースは、常に最新の状況に応じてアップデートされており、国内No.1の精度を誇っています。また、フィルタリングの対象となるサイトはカテゴリ分けされており、このカテゴリを選択することでブロック対象のサイトを効率的に指定できるようになっています。

既に多くの学校が「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を導入することで、安全かつ自由なタブレット運用を実現しています。詳しくは「i-FILTER ブラウザー&クラウド」の「導入事例」のページを、ぜひご参照ください。
<「i-FILTER ブラウザー&クラウド」製品担当:一條>

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「i-FILTER ブラウザー&クラウド」の詳細は製品紹介ページをご確認ください。

クラウド型Webフィルタリングサービス i-FILTER ブラウザー&クラウド