Digital Arts News Watch
2015/09/08
ICT教育
i-FILTER ブラウザー&クラウド
ICT教育の現場で「i-FILTER ブラウザー&クラウド」が選ばれるわけとは?
現在、学校教育の現場では「ICT教育」や「教育改革」といったキーワードの下、タブレット端末をはじめとするICTツールの導入が急速に進んでいます。特に私立校においては来るべき少子高齢化社会をにらみ、ICT教育への積極的な取り組みで自校の魅力をアピールするべく、公立校に先んじてタブレット端末の導入などに乗り出すところが多いようです。
ちなみに、その多くでデジタルアーツのWebフィルタリングサービス「i-FILTER ブラウザー&クラウド」が採用されています。その主な導入目的は、生徒がタブレット端末などを通じて危険・有害なサイトへアクセスするのを防ぐことにあります。しかしそれ以外にも、教育現場における「i-FILTER ブラウザー&クラウド」の導入にはさまざまな効果が期待されています。今回はそれらの中から、代表的なものを幾つか選んで紹介してみたいと思います。
生徒が校内・校外問わず、どこにいてもWebフィルタリングが適用される
学校や教育機関で「i-FILTER ブラウザー&クラウド」が多く選ばれている理由の1つに、「クラウドサービスであること」が挙げられます。ユーザーが自らサーバーやネットワーク機器を購入・設置する必要がないため、IT要員をまったく持たない、あるいは、いたとしても極めて人手が限られている学校や教育機関においても迅速かつ簡単に導入できますし、その後の運用にも余計な手間が掛かりません。
またクラウドサービスであるが故に、場所を問わず利用できることも大きなポイントです。学校内ネットワークに端末がつながっている場合でも、あるいは学校外からインターネットに接続する場合であっても、必ず「i-FILTER ブラウザー&クラウド」のクラウド環境を介してインターネットに出て行くよう設定さえしておけば、どこにいようとも同じようにWebフィルタリングのサービスを受けることができます。
つまり、生徒が学校外にタブレット端末を持ち出した際にも、学校内にいるときと同じWebフィルタリングの仕組みが適用されるため、危険なサイトや有害なサービスへのアクセスを遮断し、生徒たちを危険から守ることができるのです。学校側が支給するタブレット端末を、生徒が校外へ持ち出すことを許していない学校も多いようですが、タブレット端末導入による教育的効果を最大限発揮するには、やはり生徒がタブレットに触れている時間をより多くした方が良いはずです。
セキュアブラウザー機能の提供で安全かつ自由なネット検索環境を
校外で生徒がタブレットを利用している時間の多くは、ブラウザーを使ったWebサイト閲覧に費やされることでしょう。近年注目を集める「アクティブ・ラーニング」「反転授業」といった新たな学習スタイルでは、生徒は授業で必要になる情報や知識をあらかじめ自宅で調べておき、授業の場ではそれらを互いに持ち寄りディスカッションや発表などを重点的に行います。タブレットは授業中のディスカッションやプレゼンのためのツールとして極めて有用ですが、同時に自宅での調べものにも威力を発揮します。
ただし前述のように、インターネット上の危険から生徒を守るために、あらかじめ端末からブラウザーアプリを削除してしまい、専用ツールを使って一部の許されたサイトしか閲覧できないようにするケースも少なくありません。これはこれで、子どもを危険から守る施策としては有効なのですが、その半面、子どもたちがインターネット上の膨大な知見に触れて新たな気付きを得たり、いい意味での知的な刺激を受ける機会を奪い去ってしまいます。
その点「i-FILTER ブラウザー&クラウド」は、セキュアブラウザーの機能を提供することにより、ブラックリスト方式のWebフィルタリングによる安全なインターネットアクセスと同時に、ブラウザーのフル機能を活用した自由なインターネット閲覧も実現します。これなら、子どもたちを危険から守りながら、かつ学びの機会や可能性を奪うこともありません。
アクセスログの定期的なチェックでより安全な運用を担保
また「i-FILTER ブラウザー&クラウド」では、タブレットの利用者がいつどのようなサイトに対してアクセスを試みたか、その履歴がすべてログとして残されるようになっています。かつ、その内容を管理者が簡単に参照できる仕組みも用意されているので、例えば生徒たちが普段どのようなサイトへのアクセスを試みているかを学校の先生が定期的にチェックし、その結果を基に学習効果をより高めるためにフィルタリング設定を見直すこともできます。
もちろん、教育上望ましくないサイトへのアクセスを監視することで、子どもたちを危険から確実に守ることもできますし、あるいは「ちゃんと監視しているんだぞ!」と周知させることで、生徒たちが自ら望ましくないサイトにアクセスすることを防ぐけん制効果も期待できるでしょう。
これら、学校教育の現場における「i-FILTER ブラウザー&クラウド」の運用ノウハウは、各学校の教育方針や、それぞれに特有の事情によってさまざまです。詳しくは「i-FILTER ブラウザー&クラウド」の「導入事例」のページを、ぜひご参照ください。
<「i-FILTER ブラウザー&クラウド」製品担当:一條>

「i-FILTER ブラウザー&クラウド」の詳細は製品紹介ページをご確認ください。
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