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2016/08/10
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話題の「ポケモンGO」、その面白さと危険度
現在、スマートフォンゲームアプリ「ポケモンGO」が、国内国外で大きく話題になっています。アメリカをはじめとする海外では7月6日より、日本では7月22日より配信開始。8月2日時点のGoogle Playのデータによると、全世界ですでに5,000万~1億本がダウンロードされています。
一般的なゲームとポケモンGOが大きく異なるのは、「位置情報を活用している」点です。ポケモンGOは、街中に出て、実際の地図と照らし合わせながら、屋外でプレイする必要があります。こうしてポケモンやアイテムを入手しながら移動し、コレクションを増やしていくのが、ゲームの醍醐味になっています。一方でこうした特殊性から、従来とは異なるさまざまなトラブルも起こっています。大別すると以下の4パターンになるでしょう。
- 1. プレイヤーの移動により、訪問された場所が被害を受ける
(私有地や文化遺産への侵入、ゴミのポイ捨て、深夜徘徊など) - 2. プレイヤーの移動により、プレイヤー自身が被害を受ける
(ながらスマホによる事故、未成年者の補導など) - 3. ゲームプレイの過程で、プレイヤーが被害を受ける
(情報詐取やストーカー的な被害を受ける可能性、後述) - 4. そのほか(長時間プレイによる、高額な通信料の発生など)
すでに関係省庁や自治体なども注意を呼びかけていますが、こうしたトラブルのうち、セキュリティリスクの観点では、3. がとくに大きな問題になるかと思われます。
まず、こうした人気ゲームに便乗する形で、情報詐取などを目的とした偽アプリや不正サイトが、すでに登場しています。今後は任天堂やナイアンティック社を騙るスパムメールなども出現すると予測されます。
次に、屋外での通信にフリーWi-Fiを使う場合、それが正規なものかどうか、注意が必要でしょう。ポケモンを捕まえるため、長時間おなじ場所に留まるような場合、手近なフリーWi-Fiを活用する状況が考えられます。こうした際にパスワードのかかっていないアクセスポイントがあったとしても、無断で利用するのは推奨できませんし、通信を盗聴される可能性が高まります。
そしてポケモンGOでは、「プレイヤー本人が実際にその場所にいる」という状況が発生します。現在のゲームシステムでは、基本的に自分のニックネームが他プレイヤーに表示されることはありませんが、唯一「ジム」と呼ばれる場所では、自分のニックネームが公開される場合があります。このとき、ニックネームに本名やTwitterアカウント名をそのまま使っていた場合、個人情報を詮索される可能性があります。そしてポケモンGOでは「○○は、この近くに立ち寄る・住んでいる」という推測がなりたつため、危険性が格段に高まります。Twitterなどにプレイ画面の写真を掲載するときも、地図画面は避けるなど工夫が必要でしょう。
こうした問題は、ポケモンGO固有ではなく、一般的なWebサービスやスマホアプリ全般にも通じるものです。正規サービスを利用し、個人情報の扱いについて常に留意するなど、堅実なセキュリティ意識が大切なのです。
<記事提供元:株式会社イード>
スマホアプリなどによる個人情報漏洩防止には「i-フィルター for マルチデバイス(個人向け)」
「i-FILTER ブラウザー&クラウド(法人向け)」をおすすめします。
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