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2017/01/19   
i-フィルター   

2017年は「フィルタリング」を食べませんか?

ネットやスマホに関することって、食わず嫌いが多いですよね。

たとえば、「スマホ? 今のガラケーで困ってないし要らないよ」と言っていた方と久し振りに会ったら、「スマホに変えたんだけど、地図とかも見やすくて便利だね」と言っていました。別の方は、「LINEって何か怖いしメールで十分だと思ってたけど、LINEって本当にかんたんだね。スタンプも買っちゃったよ。メールなんて面倒くさいね」と言っていたりします。最近だと、「SNOW? 動物の顔になるカメラアプリ? 何それ意味わかんない」と言っていた知人が、SNOWで写真を撮りまくって、動物になったり友達と顔を入れ替えたりして喜々としています。

このように、実際に試して初めてその魅力に気付くということはよくありますが、2017年はフィルタリングに関してもそういう年になると嬉しいと思っています。と言うのも、2017年はフィルタリングに関することが色々と変わりそうであり、保護者の皆様がフィルタリングに触れるいいタイミングでもあるからです。

ここ数年、青少年のスマホ利用を取り巻く環境は決して良いとはいえません。スマホでのフィルタリング利用率は45.2%まで下がり、半分以上の青少年がフィルタリング無しでスマホを利用しています。※1
一方、いわゆる「出会い系被害」の件数は過去最多となり、中でも、青少年も利用している「普通のSNS」での被害が目立っています。※2

国としてもこのような状況を見過ごせないため、昨年は「青少年の安心・安全なインターネット利用環境整備に関するタスクフォース」という会議体での議論が繰り返されました。この議論の中では、フィルタリングの名称などを分かりやすくすることや、フィルタリングを敬遠していた人でも使いやすい設定のフィルタリングの提供などが話し合われていて、今年の春頃から幾つかの対策が実施されるようです。※3

また、国会では「青少年インターネット環境整備法」の改正についても議論されています。※4  ガラケーの時代に作られた法律を改正し、スマホでのWi-Fi接続やアプリ利用でもきちんとフィルタリングがかかるようにすることを目的に、改正案が話し合われているようです。

さて、これらの対策さえ実施されれば状況は改善するのでしょうか。

残念ながらそんなことは無いと思います。フィルタリングを取り巻く環境が色々と整ったとしても、保護者の皆様がお子さまの端末にフィルタリングを設定しなければ状況は変わりません。ですので、2017年は「フィルタリングの食わず嫌い」から脱して、フィルタリングを「食べる」年にしていただければと思います。そうすれば、きっと、

  • 「難しいと思っていたけど、ネット通販ができる人なら設定できる程度の操作だ」
  • 「時間制限の機能を使えば、毎晩叱らずに子どもの夜更かしを防げるのか」
  • 「変なアプリを使ってないか不安だったけど、子どものスマホのアプリも確認できるのか」

といったフィルタリングの「美味しさ」にも気付いていただけるのではないかと思います。そして、もし宜しければ弊社の「i-フィルター」も食わず嫌いをなさらず、ぜひ一度、お試しいただければと思います。
<政策担当 チーフエバンジェリスト:工藤>

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