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2017/09/07   
セキュリティ全般    メール誤送信    m-FILTER   

セキュリティに敏感な銀行が採用する「信頼のメール誤送信対策」とは

セキュリティに敏感な銀行が採用する「信頼のメール誤送信対策」とは

金融業界において極めて高い評価を得ている「m-FILTER」

企業や官公庁、教育機関が大規模な情報漏洩事故を引き起こす主な原因の1つに、メールの誤送信があります。「誤った宛先にメールを送ってしまった」「間違ったファイルをメールに添付してしまった」などのうっかりミスによって、意図せず機密情報や個人情報を流出させてしまう事故が後を絶ちません。

弊社が提供するメールセキュリティ製品「m-FILTER」は、まさにこうしたメール誤送信を未然に防ぐために開発されました。「m-FILTER」を導入すれば、社外に送信されるメールの添付ファイルを自動的にパスワード付きZIPファイルに変換したり、社外宛メールの送信を一定期間保留するなどして、メール誤送信の発生を未然に防ぐことができます。

これらの機能は、業態・業界や規模を問わずあらゆる企業にとって極めて有用ですが、特に社外宛メールの誤送信対策を厳格に行っている金融機関においては導入効果が大きいといえます。多くの金融機関、特に銀行では社外にメールを送信する際に必ず上長の承認を受けるようルールを定めています。「m-FILTER」は、この上長承認のプロセスをシステムによって半自動化できる機能を備えており、業務の大幅な効率化を実現します。

具体的には、社外宛メールの送信を「m-FILTER」がいったん保留した上で、上長がその内容を「m-FILTER」の画面を通じて確認します。その結果、内容に問題がないことが確認され、上長が承認の操作を行って初めて、メールは社外に送信されます。承認者を複数設定することも、管理ツールのGUI上から簡単に可能です。

こうした機能が高く評価された結果、銀行をはじめとした金融機関において「m-FILTER」がメール誤送信対策として日々活用されています。金融業界は監督官庁が求めるセキュリティ要件のレベルが極めて高く、各企業ともに厳格なセキュリティポリシーを運用していることで知られています。そんな金融の世界で高い信頼を勝ち得ている「m-FILTER」は、あらゆる企業のメールセキュリティ要件を高いレベルで満たせるはずです。

もちろん大企業だけでなく、規模が小さな中堅・中小企業においても「m-FILTER」は高い効果を発揮します。IPAが行った調査では、中小企業のうち送信メールのセキュリティ対策を行っているのは、わずか11%という結果が出ています。メールがビジネスにとって決して欠かすことのできないツールとなった今日、たとえ中小企業であっても誤送信対策はもはや必須の取り組みだといえるでしょう。

  1. メール誤送信対策「m-FILTER MailFilter(メールフィルター)」製品情報

※ IPA「2016年度中小企業における情報セキュリティ対策の実態調査」PDF

クライアント型製品「m-FILTER MailAdviser」で手軽に今すぐ対策を

ちなみに前項で紹介した「m-FILTER」の機能は、「ゲートウェイ型」の対策と呼ばれています。社内ネットワークとインターネットとの間のメールゲートウェイに「m-FILTER」を導入し、社内外でやりとりされるすべてのメールに対して一箇所でさまざまな対策処理を施します。

しかし場合によっては、このゲートウェイ型の対策を導入するのが困難なこともあります。サーバーを新たに導入する必要があるほか、「m-FILTER」の環境を構築・設定したりネットワーク上に適切に設置するには、少なからぬコストや時間がかかる上、メールやネットワークのインフラに関する深い知識を必要とします。そのため、こうしたコストや時間を割く余裕がない企業や、ゲートウェイ型製品の導入・運用を行えるだけのスキルを持つ人材がいない場合などには、導入のハードルが高く感じられるかもしれません。

そうした企業にお勧めなのが、「クライアント型」の対策です。これはメールゲートウェイではなく、ユーザーが直接使うクライアント端末上にソフトウェアを導入して誤送信対策を行うというものです。これならメールやネットワークのインフラに手を加えたり、サーバーを新たに導入する必要は一切なく、ゲートウェイ型に比べてはるかに容易かつ迅速な導入が可能です。またクライアント端末の台数がよほど多くない限りは、コストの面でもゲートウェイ型と比べはるかに安価に導入できるでしょう。

「m-FILTER」には、このクライアント型の対策を可能にする「m-FILTER MailAdviser」という製品もラインアップされています。この製品をクライアントPCに導入し、メーラーのSMTP通信をフックし連携させることにより、ユーザーがメール送信の操作を行うと自動的にポップアップ画面が表示され、メールの宛先や文面、添付ファイルに間違いがないかどうかを今一度確認するようユーザーに促します。

  1. クライアント型メール誤送信防止ソリューション「m-FILTER MailAdviser」製品情報

それだけではなく、「CcやBccにあらかじめ定められたアドレス(上司のアドレスなど)が含まれているか?」「普段は含まれていないアドレスが宛先に含まれてはいないか?」「本文の中に特定のキーワードが含まれていないか?」など、極めてインテリジェントな判断を行い、もし疑わしい設定や内容を検知した場合はユーザーにその箇所を確認するよう強く促してくれます。

こうして誤送信を防ぐためのさまざまな“気付き”をユーザーに与えるとともに、メーラーとしてOutlookを使用している場合は添付ファイルを自動的にZIP暗号化するなどして、ユーザーに負担を掛けることなく自動的に情報漏洩を防ぐ仕組みも提供します。さまざまな事情によりゲートウェイ型対策の導入が困難な企業にとっては、まさに打って付けのソリューションだといえるでしょう。

<「m-FILTER」製品担当:萩野谷>

資料のダウンロード(勤務先におけるメール誤送信の実態調査)

メール誤送信対策には「m-FILTER」「m-FILTER MailAdviser」をおすすめします。

電子メールフィルタリングソフト m-FILTERメール誤送信防止ソリューション m-FILTER MailAdviser