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2018/02/22
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今年も2月1日~3月18日は「サイバーセキュリティ月間」、イベントやタイアップ企画が多数登場
今年も、2月1日~3月18日に「サイバーセキュリティ月間」が、日本政府により実施されます。
「サイバーセキュリティ月間」は、サイバーセキュリティに関する普及啓発強化のために政府が設けているもので、期間中は、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が中心となって、政府機関をはじめ、産学官民のさまざまな組織と連携。重点的かつ効果的にサイバーセキュリティに対する取り組みを推進します。
月間と呼称しつつ、「2月1日~2月末日」ではなく「2月1日~3月18日」と、やや変則的な日程になっているのは、「3・18=サイバー」の語呂合わせが由来です。2010年に「情報セキュリティ月間」としてスタートしたときは2月いっぱいでしたが、2015年に「サイバーセキュリティ月間」と名称を変更するとともに、3月18日が最終日に変更されました。
今年のキャッチフレーズは「#サイバーセキュリティは全員参加!」。恒例のタイアップは、TVアニメ「BEATLESS ビートレス」と行っています。同作はソーシャルエンジニアリングに通じる「アナログハック」という考えをテーマにした、近未来SF作品です。また、2月1日に開催されたキックオフサミットでは、メディアアーティストにして筑波大学准教授・学長補佐である落合陽一氏が基調講演を行い、その様子がニコニコ生放送でライブ中継されました。
さらに同日、菅内閣官房長官が、首相官邸ホームページで動画を公開。サイバー攻撃によるリスクが、深刻化している点、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向け、サイバーセキュリティ対策に万全を期す必要がある点などを指摘するとともに、「重要インフラ事業者のみならず、中小企業や国民の一人一人に至るまで、全ての皆様が、サイバーセキュリティの重要性を認識し、自ら進んで対策を講じていただけるように」と、国民に向けて要請を行いました。
パソコンやスマートフォン、家電や自動車、さらにはIoT機器など、サイバー空間は日常と一体化しつつあります。一方でサイバー攻撃によるリスクも高まっています。1月26日には、仮想通貨取引所「コインチェック」から仮想通貨「NEM」580億円相当が盗まれ、「人類史上最大額の盗難」とされるサイバー犯罪事件が発生しました。サイバーセキュリティの規模も内容も、これまでのイメージでは収まらない状況がいましばらく続くと思われます。「サイバーセキュリティ月間」のキャッチフレーズ「#サイバーセキュリティは全員参加!」のとおり、自分からは遠い話といった意識は捨てて、興味をもって取り組むのが望ましいでしょう。
なお関連イベントは、NISCサイトのイベントページから確認可能です。こうしたイベントに参加することも、セキュリティ対策の取り組みのひとつです。
< 記事提供元:株式会社イード >

サイバーセキュリティ対策には「i-FILTER」Ver.10×「m-FILTER」Ver.5をおすすめします。
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