トップメッセージ

デジタルアーツ株式会社 代表取締役社長 道具 登志夫

デジタルアーツグループは、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」ことを企業理念として、創業以来、企業・公共・ご家庭における情報セキュリティソリューションの開発・提供に注力し、数少ない国産のセキュリティソフトウェアメーカーとして成長してまいりました。

当社グループは、国内で検索可能なURLと安全な送信元であると判定したメール情報を網羅したデータベースにより未知の脅威や攻撃からお客様を守る「ホワイト運用」を提唱し、内部からの情報漏えい対策だけでなく、独自の外部攻撃対策の機能を備えた「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5を主力製品として拡販に努めております。

この安全にWebとメールを利用できる環境をクラウド環境においても実現できるクラウドサービス「i-FILTER@Cloud」、「m-FILTER@Cloud」をラインアップに加え、全てのお客様のニーズに対応できる体制を整えてまいりました。前期は約200万ライセンスのお客様が増え、合計で約1,200万ライセンスのお客様にご利用いただいております。また、現在までお客様からのマルウェア感染などの被害報告はゼロとなっております。

本年度においては、さらに広範囲なトータルセキュリティニーズへ対応するため、新製品の市場への投入、既存の製品強化・機能追加を行い、代理店との連携の強化を進め、新規案件の受注獲得を目指してまいります。また、2020年度に本格調達が始まったGIGAスクール構想においては、更なるシェアの拡大を目指すだけでなく、GIGAスクール端末の活用面においても提案を実施し、教育現場における当社のプレゼンスを高めるとともに、自治体向けのセキュリティにおいては、数年先のセキュリティニーズを捉えたソリューション提案と製品開発を進めてまいります。

グループ内シナジーの観点では、デジタルアーツコンサルティングにて、当社顧客のサイバーセキュリティとDXにおけるコンサルティング需要の高まりを受けた提案活動を本年度も加速させてまいります。

当社グループは、2022年3月期に策定した2025年3月期を最終年度とする中期経営計画を達成するため、今後も圧倒的な品質を追求しつつ、引き続き「ホワイト運用」を浸透させ、中期的には多様な課題に対応できる網羅的なセキュリティサービスを提供する総合セキュリティメーカーへの成長を目指してまいります。

本年度も、グループ一丸となってさらなる成長を目指してまいりますので、ご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年4月1日
デジタルアーツ株式会社
代表取締役社長 道具 登志夫