2009年05月20日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツ、中国で特許を取得
フィルタリング技術を含むインターネットアクセス制御に関する特許、世界27の国と地域に拡大へ

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、今般、インターネットを介した外部情報のアクセスの制御方法に関する特許が中国で成立したことを発表します。本特許は、すでに日本はもちろんのこと、米国や欧州諸国を含む国と地域で成立しており、今回の中国における取得により、本特許を申請した世界27の国と地域すべてにおいて、特許が成立したことになります。

今回成立した特許の内容について

本特許は、キーワードのURLデータベースとのマッチング(照合)や、キーワードをベースとしたブラックリストやホワイトリストの適用を組み合わせてインターネットアクセス制御を行う技術です。特許の請求範囲には、この基本部分に加えて、掲示板等に対する書き込みの制御、アクセス元の判別による制御、曜日や時間帯による制御、アクセス先の特徴をふまえたレポート方法も含んでいます。日本において「Webフィルタリング」と呼ばれる情報選別技術の中核となる機能は、本特許のなかにすべて含まれています。

本特許に含まれる基本技術を自社のフィルタリングソフト開発に応用していることで、デジタルアーツは高いフィルタリング精度を実現しています。たとえば、インターネット上に、まだ弊社のフィルタリングデータベースに登録されていない、作成されたてのWebサイトが出現した場合でも、この技術を用いることで、フィルタリング制御を実行することが可能になります。デジタルアーツでは、本特許に含まれる技術を「ZBRAIN」というエンジンとして利用しており、すでに現在発売中の企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER」や電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」、また、家庭向けWebフィルタリングソフト「i-フィルター」にも搭載されています。

デジタルアーツでは、海外進出を見据えて、2001年より、インターネットアクセス制御技術の特許出願を進めてまいりました。今回の中国における特許取得により、出願中の特許が、すべて成立したこととなります。デジタルアーツでは、今回の特許取得により、将来、中国進出時のコア・テクノロジーとして、本技術を活用していく所存です。

以上

参考・本特許技術の成立状況(2009年5月20日現在)
日本【特許第3605343号】、米国、台湾、シンガポール、ロシア、韓国、香港、インド、中国、EPC(欧州特許条約)各国【イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、オーストリア、ベルギー、デンマーク、スウェーデン、スペイン、スイス(リヒテンシュタイン)、フィンラインド、アイルランド、ルクセンブルグ、ポルトガル、トルコ、ルーマニア、ギリシャ】
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級となる2億6,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向けに「i-フィルター」、企業向けに「i-FILTER」、また企業向け電子メールフィルタリングソフトとして「m-FILTER」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTERは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。