2010年08月05日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツ、
「i-FILTER®」が富士キメラ総研の調査において、市場シェア1位を獲得

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、このたび、株式会社富士キメラ総研(以下、富士キメラ総研)が2010年7月に発刊した調査報告書「2010 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧(上巻:市場編)」の中で、企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER(読み:アイフィルター)」が2009年度市場占有率(実績)28.6%を獲得し、昨年に引き続いてWebフィルタリングソフトの市場シェアが1位となったことを発表します。

同調査は、セキュリティサービスや製品ビジネスにおける今後の方向性を把握することを目的に、2010年4月下旬~7月下旬の間、富士キメラ総研の調査員による直接面接を基本としたヒアリング取材や、データベースや関連団体による基礎情報などを活用し、その結果を総合的かつ客観的に調査・分析し、まとめられたものです。

市場占有率

 2009年度(実績)2010年度(見込み)
デジタルアーツ2,000(28.6%)2,300(28.8%)
A社1,900(27.1%)2,200(27.5%)
B社1,100(15.7%)1,200(15.0%)
C社1,000(14.3%)1,100(13.8%)
その他1,000(14.3%)1,200(15.0%)
合計7,000(100%)8,000(100%)

単位:百万円

富士キメラ総研が発表した市場概況によると、Webフィルタリングソフト市場は、企業や一般家庭におけるインターネット利用に際して不適切なWebページの閲覧やインターネットを経由した被害の防止策、また掲示板などへの書き込みによる情報流出事故の防止といった用途で需要を拡大させてきたほか、学校など教育機関などにおけるインターネット利用の安全性向上を目的とした導入も市場拡大を促す大きな要因として寄与してきた、としています。また、今後も、大手企業での導入の拡大に加えて、中堅や中小企業におけるWebフィルタリング製品の浸透、学校ICT化に伴うPC端末の増加による文教・公共向けの需要拡大などが想定できるなど、当面は好調さを維持して推移していくとの予測がなされています。そして、このような分析をふまえ、2010年の国内トータルマーケット予測は80億円と、前年度に比較して14.3%の成長が見込まれています。

デジタルアーツのマーケティング戦略総括

今回の調査でシェア1位を獲得したWebフィルタリングソフト「i-FILTER」は、情報漏洩対策とWebの有効利用のための企業・官公庁・教育機関向けWebフィルタリングソフトです。業界最大級の3億ページを超すWebフィルタリングデータベースと、特許を取得したフィルタリングテクノロジー「ZBRAIN」により、業務中の閲覧が不適切なWebサイトを高い精度で遮断します。また、Webメールの利用や掲示板の書き込みなどといった、Web経由の情報漏洩を防ぐとともに、その内容を記録・確認・保存することが可能なため、内部統制対策としても有効なソリューションです。

デジタルアーツでは、2008年6月より、企業向け製品に対するマーケティング活動を強化してまいりました。その内容は、大きくチャネル戦略、プロモーション戦略、製品戦略に分けられます。チャネル戦略では、販売代理店様向けの支援プログラム「デジタルアーツ ビジネスパートナープログラム」の内容を大幅強化し、加入メリットを積極的に訴求することで、2010年7月末現在、360社を超える企業様にご参加いただきました。また、パートナー様とのアライアンスを積極的に推進しました。具体的には、SaaS/クラウド型サービスを提供されているパートナー様との協業や、アンチウイルスベンダーとの提携を実現し、中規模・小規模企業市場を拡大してまいりました。プロモーション戦略では、各種展示会に積極的に参加するとともに、企業・団体の情報システム担当者やCIOをターゲットとしたセミナーをIT系メディアと共同で実施することにより、Webフィルタリングソフトの利用を検討している企業・団体に対して幅広く告知し、認知度を向上してまいりました。製品戦略では、持ち出しPCのセキュリティを強化する製品「i-FILTER EndPoint Controller」の提供や、VMwareやHyper-Vといった仮想化環境への対応など、つねにその時々の市場のニーズに呼応した形で機能・ラインナップの拡充を図ってまいりました。

今回の市場シェア1位という結果は、拡大基調にあるWebフィルタリングソフト市場において展開してきた上記マーケティング戦略が奏功しているため、とデジタルアーツでは分析しています。

デジタルアーツは、Webフィルタリング業界を牽引する立場として、2010年度もWebフィルタリングソフト市場の拡大に務めるとともに、引き続きマーケティング活動を精力的に行っていくことで、今回の結果を維持していきます。また、つねにお客様の声に耳を傾けながら技術開発を進めていくとともに、定評のあるサポート体制を維持することで、初心を忘れることなく利用者の満足度向上に努めてまいります。

以上

デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級の3億ページを超すデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。Webフィルタリングソフトとして、個人向けに「i-フィルター」、企業向けに「i-FILTER」、また企業向け電子メールフィルタリングソフトとして「m-FILTER」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTERは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。