2011年10月05日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツ、サイバー攻撃やマルウェア対策機能搭載の
国内初Webフィルタリングソフト「i-FILTER®」Ver.8を10月31日より提供開始
~次世代Webフィルタリングソフトとして20の新機能を搭載~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、情報漏洩防止と内部統制を推進する企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER(アイフィルター)」に、新たにサイバー攻撃やマルウェア対策の機能を搭載した国内初の次世代Webフィルタリングソフト「i-FILTER」Ver.8(Windows版・Linux版)を2011年10月31日(月)より提供開始いたします。

近年、日本企業や団体を狙ったハッカーによる悪質なサイバー攻撃や新たに生まれ続ける未知のマルウェア等の脅威が増加傾向にあり、企業は早急なセキュリティ対策強化に追われています。これらの新たな脅威から企業の情報漏洩を防ぐには、セキュリティソフトによる「入口対策」だけでは不十分であり、ウイルス感染してしまった場合に組織内のネットワークから機密情報を外部に流出しないようにする「出口対策」が重要になります。

今回、デジタルアーツが提供する最新版「i-FILTER」Ver.8では、こうした脅威に対抗するため、国内最大級のセキュリティ監視・分析ベンダーの株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齋藤 理、以下ラック、証券コード3857)と協力関係を強化し、ラックが提供する脅威情報リストを「i-FILTER」Ver.8と連携させ、Webフィルタリングソフトとして国内で初めてマルウェア感染した場合でも情報漏洩被害を水際で防止する機能を搭載しました。この他、将来的に高スペック化していく次世代のプラットフォームとネットワークに対応するため、新たに20の新機能を搭載しました。デジタルアーツでは、本製品により、多くのお客様にWebセキュリティの分野で多大なメリットを享受していただけるものと自負しております。

「i-FILTER」Ver.8の新機能

国内初 内部からの情報漏洩を遮断
巧妙化・悪質化を続けるマルウェア対策として、ウイルス対策ソフトメーカーでは新しいウイルスチェック方法として、クラウド技術やレピュテーション技術などの「入口対策」を導入していますが、新種のマルウェアやサイバー攻撃などの新しい脅威には、機密情報が組織内から外部に流出しない「出口対策」が必要となります。
最新版の「i-FILTER」Ver.8では「新たなWeb上の脅威」への対応として、ラック社から提供された脅威情報リストと当社のWebフィルタリングデータベースを組み合わせることで、組織内のクライアントPCがマルウェアに感染した場合ウイルスが情報詐取目的等でシステム内から外への通信を検知して遮断、アクセスを誘導する先のサイトをブロックすることで情報漏洩の拡大を防ぐ仕組みを搭載しました。
国内初 IPv6 変換機能
2011年度中と予測されているIPv4グローバルアドレスの枯渇問題に対応するため「新たなネットワーク」であるIPv6へ対応。IPv6ネットワークへの直接接続が可能となるIPv6変換機能を業界で初めて搭載しました。
「i-FILTER」Ver.8自身がWebプロキシとしてIPv4/IPv6変換を行うため、社内LANがIPv4ネットワークのままでも、IPv6ネットワークのWebサイトへ接続が可能となります。
国内初 64bit ネイティブ対応
Webフィルタリングソフトとして国内初の64bitアプリケーションである本製品は、「新たなプラットフォーム」への対応として最新の64 bit サーバーOS上でネイティブに動作します。広大なメモリ空間をフルに活用することで、同時接続数の上限が従来バージョンの800から20,000にまで拡大※。接続処理待ちによるWebアクセス遅延が極限まで削減できます。
また、マルチコアCPUへの最適化により、最新CPU搭載のサーバーシステムを最大限に活用することが可能となります。これら次世代プラットフォームにいち早く対応することで、企業における業務効率のさらなる向上と安全性の確保に貢献します。

※全プロセスの合計上限値
(最大4プロセスの起動が可能。ただし搭載メモリ容量による変動あり)

その他の新機能
ACLを採用したカスタムメイドフィルター機能、ポリシーチェック機能、ポリシートレース機能などにより、ソフトウェアの機能・仕様に縛られず、セキュリティポリシーに沿ったアクセス制御を実現。LDAP冗長化、DNSキャッシュ、グループ階層化、キャッシュ情報表示機能、プロセス実行ログ表示機能、ウイルススキャン製品との連携機能の強化、データベースカテゴリの新設・細分化により運用の簡素化を実現。

本製品の価格は、30ライセンスで年間204,000円~(税別、保守料含む)となります。なお、すでに「i-FILTER」製品をご利用いただいているお客様は、無償でのバージョンアップが可能です。デジタルアーツは、今回の新製品により、今後1年間で新規およびバージョンアップにおいて2000社の導入・100万ライセンス販売を目指しております。

昨今、アプリケーションのWeb化やクラウドサービスの増大により、企業のインターネットへの依存度はますます高くなってきています。同時に、Web経由でのマルウェア感染や掲示板への書き込み、ソーシャルネットワークサービスの利用等による情報漏洩が多発し、企業イメージダウンや業務の生産性の低下などの問題が深刻化しています。この状況において、64bit環境やIPv6の導入など市場では次世代のインフラが整備され、より高速かつよりセキュアなネットワーク環境が求められております。デジタルアーツは“次世代Webフィルタリングソフト”「i-FILTER」Ver.8が実現する、安全で快適なインターネット環境の実現をより進化させていくことで、企業における業務効率の更なる向上と安全性の確保に貢献してまいります。

なお、本製品の詳細情報は、下記リンク先をご確認ください。

エンドースメント

今回の「i-FILTER」Ver.8の発売は、各社様よりご支持をいただいております。(※社名50音順に掲載)

Kaspersky Lab

Co-Founder & CEO  Eugene Kaspersky様

このたびのデジタルアーツ株式会社「i-FILTER」最新バージョンがリリースされることを心から歓迎します。「i-FILTER」と弊社のKaspersky Anti-Virusは、従来から「i-FILTER Powered by Kaspersky」として、Webフィルタリングとウイルス対策を連携させたソリューションで多くのお客様の支持を得て来ました。今回の「i-FILTER」最新バージョンに搭載されたいくつかの新機能も加わることにより、更に多くのお客様をインターネットからの脅威から保護できるものと考えております。今後もより一層両社ソリューションの提携を深め、ビジネスの発展とお客様の安全に寄与してまいります。

ソフトバンクBB株式会社

コマース&サービス本部 本部長  高瀬 正一様

ソフトバンクBB株式会社は、このたびデジタルアーツ株式会社からWebフィルタリングソフト「i-FILTER」の最新バージョンが発表されたことを歓迎致します。情報セキュリティ対策への関心が高まる中、ソフトバンクBB株式会社が提供するセキュリティソリューションと「i-FILTER」を組み合わせることで、多くのお客様により有益なセキュリティ関連サービスを提供できるものと確信しております。弊社は、今後もデジタルアーツ株式会社との連携を通じ、フィルタリング市場のさらなる活性化を進めていく所存でございます。

日本マイクロソフト株式会社

業務執行役員 サーバープラットフォームビジネス本部 本部長  梅田 成二様

日本マイクロソフト株式会社は、この度「i-FILTER」最新製品が発表されたことを歓迎します。国内シェアNo.1のWebフィルタリングソフトとWindows Server 2008 R2 64bitオペレーティングシステムを組み合わせることにより、企業向け情報漏洩対応ソリューションがさらに強化され、クラウド時代のビジネスの生産性向上に大きく貢献できるものと期待しております。今後もデジタルアーツ様と協力して、お客様のビジネスの成長を強力に支援する強力なプラットフォームを提供してまいります。

株式会社ラック

取締役 最高技術責任者  西本 逸郎様

株式会社ラックは、この度「i-FILTER」最新製品が発表されたことを大変嬉しく思います。国内シェアNo.1のWebフィルタリング技術と、弊社のセキュリティ監視センター「JSOC」が独自に収集・分析を行った不正サイトの情報を組み合わせることにより、企業から不正なサイトに情報が送信されることを防ぐ機能を実装することができました。最新の「i-FILTER」が、企業のお客様の情報を保護することに貢献するものと期待しております。

以上

「i-FILTER」について
「i-FILTER」は、情報漏洩対策とWebの有効利用のための企業向けWebフィルタリングソフトです。国内におけるWebフィルタリングソフトのシェアNo.1を獲得しました(2009年ミック経済研究所・2010年富士キメラ総研調べ)。業界最大級の3億6,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、特許を取得したフィルタリングテクノロジー「ZBRAIN」により、業務中の閲覧が不適切なWebサイトを高い精度で遮断します。また、Webメールの利用や掲示板の書き込みなどといった、Web経由の情報漏洩を防ぐとともに、その内容を記録・確認・保存することが可能なため、内部統制対策としても有効なソリューションです。「i-FILTER」は、すでに全国の企業・官公庁6,900団体以上、学校・教育機関25,000校以上に導入されています。(2011年3月末現在)
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級となる3億6,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」を提供する他、企業向けとして電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」、セキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER、D-SPAは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。