有害サイトのブロックよりも、もっと大切な
フィルタリングの役割
スマホやネットに詳しくなくても、まずは『フィルタリング』で会話のきっかけを。
- 話は変わるけど、マユちゃん、アオイちゃんの周りの大人って、みんなよりインターネットやスマートフォンに詳しい?
- 全然詳しくないよ。
この間も『アプリって何なの?』って聞かれたし。
- そうだよね。
実はみんなより保護者の方が、こういった事に詳しくない場合が多いんだ。
「よくわからないから、子どもとスマートフォンのインターネット利用についても話せない。」
と、保護者のみなさまからよく相談されるよ。 - 本来なら「自らスマートフォンやインターネットを理解して、子どもに教育する」というのが理想だけど、多くの保護者にとってそれはとても難しいんだ。
- だからといってスマートフォンの使い方について何の会話も無く、子どもに任せっぱなしにしたままでは、子どもは保護者に相談もしないし、ネットの危険に対しても無防備なままだよね。

- たしかに。
何もわからないと会話にならないから、相談とかしなくなるよね。
- そこで、保護者のみなさまにお願いしたいことがある。
とても大切なことだから伝えてくれるかな?
保護者のみなさまへ
『情報モラル教育』は、ご家庭での会話(話し合い)も大切な教育です。
スマートフォンは保護者の目の届かない場所での利用だからこそ、インターネットの危険性や情報の取り扱いには十分関心を持っていただき、『フィルタリング』や『機能制限』などをご活用ください。
スマートフォンやインターネットの話題が苦手でも、サイトやアプリがブロックされれば子どもは自ら相談してきますので、それに対しての助言であればかなり楽に会話ができると思います。
『フィルタリング』をきっかけに、お子さまとの会話で【リテラシーの育成】をお願いします。

- 私たちも「サイトやアプリがブロックされた。」と思うだけじゃなく、そこからの会話が大切なんだね。
- そのとおり。
インターネットの利用ルールはご家庭ごとにさまざま。
インターネットを楽しく・安全に活用するためにも、フィルタリングをかけるサイトやアプリについて家族で話し合って、みんなも保護者の方も納得して安心できるルールを作ってほしいな。
- 「デジ田」さん、どうもありがとうございました。
まとめ
- リテラシー(知識)が不十分な間は、『フィルタリング』や『機能制限』の活用で危険を回避することが重要。
- 『フィルタリング』や『機能制限』を使わないと、いつまでもリテラシーが身につかない。
- 『フィルタリング』は、子どもとの会話のきっかけ作り。
ご家庭でお子さまとの会話を通じ、ネットリスクに対応できるリテラシーの育成が重要。