2013年06月04日
デジタルアーツ株式会社

NRIセキュアと戦略的業務提携及び事業譲受で合意
~セキュリティソフトウェア事業の強化に向けた包括的な協業体制を構築~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、金融機関のセキュリティにおいて高い導入実績と信頼を誇るNRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:増谷 洋、以下 NRIセキュア)と、セキュリティソフトウェア事業における戦略的業務提携及び事業譲受で合意しました。

昨今、企業におけるメール誤送信やファイル送受信による機密情報の漏洩が頻発し、強固な対策が求められております。両社の強みを活かしたデジタルアーツとNRIセキュアとのセキュリティソフトウェア事業における包括的な協業体制の構築によって、既存製品・サービスの連携・強化が可能となり、新たなメールセキュリティソリューションの提供が実現いたします。

この度の提携で、デジタルアーツの「m-FILTER(エムフィルター)※1」とNRIセキュアのセキュアファイル転送/ファイル送信サービス「クリプト便※2」及び「SecureCube / MailCheck(セキュアキューブ メールチェック)※3」との連携の実現と、2013年7月1日付でNRIセキュアからデジタルアーツへ「SecureCube / Mail Adviser(セキュアキューブ メールアドバイザー)※4」「SecureCube / Labeling(セキュアキューブ ラベリング)※5」の事業譲渡を行います。

デジタルアーツとNRIセキュアが合意した業務提携の詳細は、以下のとおりです。

両社製品の機能強化と、連携ソリューションの共同企画・開発

第一弾として、デジタルアーツのメールフィルタリングソフト「m-FILTER(エムフィルター)※1」とNRIセキュアのセキュアファイル転送/ファイル送信サービス「クリプト便※2」との連携機能の開発を行います。

本機能は、グローバルに展開する企業を中心にニーズの高い、メールの添付ファイルからの情報漏洩対策ソリューションとして、本年度下期に提供予定です。

また、NRIセキュアの電子メール監査ツール「SecureCube / MailCheck(セキュアキューブ メールチェック)※3」と「m-FILTER」の企画・開発において技術連携を行い、将来的に送信後のメール監視機能を強化いたします。

「SecureCube / Mail Adviser」「SecureCube / Labeling」をデジタルアーツへ事業譲渡し、
メールセキュリティソフトウェアの製品ラインアップの販売一本化と、共同での市場開拓

2013年7月1日付でNRIセキュアから「SecureCube / Mail Adviser」「SecureCube / Labeling」の事業譲渡が行われ、デジタルアーツの「m-FILTER」とNRIセキュアの電子メール誤送信防止ソリューション「SecureCube / Mail Adviser(セキュアキューブ メールアドバイザー)※4」における販売の一本化を行います。これにより、メール送信前の注意喚起が強化される他、企業規模に関係なく幅広い顧客ニーズへの対応が可能になります。

また、デジタルアーツの「m-FILTER」と情報資産の識別・整理ソリューション「SecureCube / Labeling(セキュアキューブ ラベリング)※5」との連携により、将来的に添付ファイルの属性による送受信制御を視野に入れた製品開発を行ってまいります。

デジタルアーツはNRIセキュアとともに、双方の持つサイバーセキュリティにおけるノウハウや強みを活かした協業を推進し、メールセキュリティ事業における市場展開を強化するとともに、国内のみならず、ビジネスのグローバル化を進めるお客様のご期待にも応えてまいります。

  • ※1 m-FILTER(エムフィルター)
    誤送信対策等の情報漏洩対策(メールセキュリティ)・全文保存(メールアーカイブ)と管理による内部統制推進・スパムメール対策という、安心・安全の電子メール運用とセキュリティを実現する3つの機能を持つ、オールインワンの電子メールフィルタリングソフトです。
    詳細は製品ページをご参照ください。
  • ※2 クリプト便
    インターネットを介した電子ファイルのやり取りを、情報セキュリティベンダであるNRIセキュアの高度なセキュリティ技術によって、安全かつ確実に実現するファイル交換サービスです。
    詳細はこちらをご参照ください。
  • ※3 SecureCube / MailCheck(セキュアキューブ メールチェック)
    NRIセキュアが開発した電子メール監査ツールです。
  • ※4 SecureCube / Mail Adviser(セキュアキューブ メールアドバイザー)
    メール送信者のパソコン上で動作する、スタンドアロン型のメール誤送信防止ソフトウェアです。
  • ※5 SecureCube / Labeling(セキュアキューブ ラベリング)
    「情報資産の所在把握」・「リスクレベルの識別」・「ルールの統一」を簡素化し、習慣的にルール付けられ、社内にある全ての電子ファイルを確実に管理するためにNRIセキュアが開発したツールです。

以上

NRIセキュアについて
NRIセキュアは、野村総合研究所(NRI)グループの情報セキュリティ専門会社として、2000年8月に設立され、コンサルティングや情報セキュリティ関連のアウトソーシング、セキュリティ診断など、幅広いサービスをさまざまな業種の法人ユーザーに提供してきた実績があります。お客様にとって最適なパートナーであり続けるために、国内外の情報網の積極的な活用を通じて、最先端かつ高度なセキュリティ技術動向や手法を取り入れ、真に価値あるサービスを追求していきます。
詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。 http://www.nri-secure.co.jp/
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、家庭及び個人向け「i-フィルター」及び企業向け「i-FILTER」を提供する他、企業向けとして電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」、セキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイルセキュリティソリューション「FinalCode」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER、D-SPA、FinalCodeは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。