2020年01月01日
デジタルアーツ株式会社

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
おかげさまで弊社は今年創業25周年を迎えます。
これもひとえに皆様方のご愛顧・ご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

昨年を振り返りますと、「働き方改革関連法」施行によるオフィス環境整備、AIやRPAを活用した業務効率化など、ビジネスにおけるIT活用が加速してまいりました。一方で企業・組織におけるセキュリティ対策は、コストや人材不足等の課題を抱えており、システム管理者の運用負担の軽減と従業員の業務効率化を両立するセキュリティ対策が求められていると感じております。

このような中、弊社の企業向け主力製品である「i-FILTER」Ver.10と「m-FILTER」Ver.5は、高い精度を誇るホワイトリストデータベースを備え、安全なWebとメールにのみアクセス可能とすることで、安心して業務に専念できるオフィス環境を実現し、リリースから今日に至るまでに約3,400団体、約430万ユーザーにご利用いただいております。

昨年後半には進化した攻撃手法により国内でのマルウェア感染被害が拡大する中でも、同製品のお客様を確実にお守りすることができました。また、昨今の情報漏洩事件を背景に、有事を想定した高度な暗号化ソリューションが求められる中、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」は、社外に出した後のファイルも制御できる独自の機能をご評価いただき、機密情報漏洩対策として多くのお客様にご利用をいただいております。

昨年のラグビーワールドカップの興奮冷めやらぬ中、今年はいよいよ、東京オリンピック・パラリンピックといった世界的なイベントを控えております。この世紀の祭典に向け社会全体が盛り上がりを見せる中で、企業・組織におけるセキュリティ対策は、規模の大小にかかわらず急務です。また、今年から教育のICT化が急速に進み、子どもたちが学内外を問わず日常的にスマートデバイスを利用する時代のスタートの年となり、高いシェアを占める文教・公共市場においても、飛躍の年にしなければならないと認識しております。

当社は、このように変容する社会情勢やめまぐるしく発展するIT社会においても、あらゆる脅威から情報資産を確実に守り、企業や組織における積極的なビジネス展開を支援していくことはもとより、学校やご家庭における子どもたちの安全と豊かな学習環境を守ることが、セキュリティメーカーの使命と考えております。

変化する時代に迅速に対応する新時代のセキュリティ製品を通じて、豊かな未来の創造に貢献すべく全社一丸となって邁進し、この一年更なる飛躍をしてまいる所存です。

本年も変わらず、ご指導・ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

デジタルアーツ株式会社
代表取締役社長 道具 登志夫