2009年03月09日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツ、電子メールフィルタリングソフトの
最新版「m-FILTER®」Ver.2.5を発売
不注意による電子メールの誤送信を防止する「うっかり誤送信防止機能」など、
4機能を追加、2009年3月16日(月)より提供開始へ

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、このたび、企業・官公庁向け電子メールフィルタリングソフトの最新版「m-FILTER(エムフィルター)」Ver.2.5を、2009年3月16日(月)より提供開始することを発表します。

m-filterパッケージイメージ

「m-FILTER」Ver.2.5

「m-FILTER」は、電子メールの送受信制御を行う「m-FILTER MailFilter」、電子メールの全文保存と検索を可能にする「m-FILTER Archive」、スパムメール対策の「m-FILTER Anti-Spam」の3つの機能をトータルで提供する電子メールフィルタリングソフトです。価格は、30ユーザーで約86万円(税別、保守価格含む)からご用意していますが、利用者にとって必要な機能のみを導入することも可能なことから、企業での採用はもちろん、ISP事業者による企業向けASPサービスとしての採用実績もあります。価格の詳細につきましては、弊社URLをご参照ください。

今回発売する最新版で最大の特徴となるのが、メール誤送信対策の強化につながる、「うっかり誤送信防止機能」です。 従来の「m-FILTER」では、誤送信による情報漏洩対策として、社外に送信されるメールの内容をフィルタリングすることでメール運用ポリシーに合わないものを判断して送信を阻止する機能や、社外にメールを送信すると、自動的に上司に送信され、上司が承認することではじめて正式に外部への送信が実行される機能、また、添付ファイルに自動的にパスワードロックをかける機能などを活用して、メール誤送信対策を講じていました。今回追加された新機能により、「メールを送信」というアクション後に、メール作成者が電子メールの誤送信に気付いた後でも、送信メールを削除することができ、誤送信を行った際による情報漏洩リスクを大幅に軽減できます。デジタルアーツは、今回の機能追加により、2010年3月末までに500社への「m-FILTER」導入することを目標として、製品の販促活動を進めます。

あらゆる側面から不注意による誤送信を防止。~新機能・機能強化点について~

不注意による電子メールの誤送信を防止。「うっかり誤送信防止機能」

メールソフトのオートコンプリート機能により、メールアドレスが自動的に入力されてしまった結果、意図していない相手に電子メールを送ってしまったり、BccにすべきところをCCにして一斉送信してしまうなど、利用者の不注意による誤送信が後を絶ちません。こうしたミスを軽減するには、メール作成者本人が、宛先を再確認する仕組みを導入することが有効です。

そこで、メール作成者が「メール送信」アクションを実行した後に誤送信に気付いた場合、メール作成者自らが当該メールを削除できるようにしました。これにより、誤送信による情報漏洩のリスクをさらに軽減できます。

設置のみで手軽にアーカイブを実現

電子メールの全文保存と検索が可能となる「m-FILTER Archive」のみをご利用いただく際に、既存のネットワーク構成を変更する必要がなくなりました。今までは、本製品をご導入いただく際に、インターネット内で電子メールを配送するソフト、MTA(Message Transfer Agent)やクライアントPC双方の設定をご変更いただく必要がありました。今回の変更により、導入時の影響がなくなったことはもちろん、「m-FILTER」のメンテナンス実行時にも、メールの流通を止める必要がなくなりました。また、設置するだけでテスト導入が行えるようになったため、1時間あたりの電子メール保存数が、国内類似製品の約5.7倍(2008年6月、当社調べ)という高性能を誇る自社開発エンジンを気軽に実感していただくことが可能になります。

地方自治体の総合行政ネットワーク(LGWAN)メールアドレス利用者に便利。「ドメイン変換機能」

地方自治体では、中央省庁ともつながる行政専用のネットワークLGWANが運用されています。しかし、行政機関の関係者のみで情報交換するためのLGWAN専用メールアドレスと、対外的にやりとりをする際に必要なインターネットメールアドレスを、相手によって使い分ける必要が生じるため、現状では利用者の負担になっています。

そこで、地方自治体向けの新機能として、あらたに「ドメイン変換機能」を追加しました。これにより、LGWANアドレスのドメインとインターネットアドレスのドメインを自動的に判別し、必要に応じて変換できるようになるため、利用者が使い分けを意識する負担を軽減します。

既存の受信メールデータも活用可能に。「データコンバート機能」

一般的に用いられるeml形式のメールデータを、「m-FILTER Archive」型式に変換できるようになりました。これにより、「m-FILTER」導入前に受信したメールでも、活用できるようになります。なお、eml形式に変換が可能なデータであれば、他社アーカイブ製品の利用時でも、簡単にご導入いただくことができます。

「m-FILTER」は、従業員が数万人に及ぶ大規模企業から、IT部門が存在しない中・小規模企業、また、電子メール関連サービスを提供したいと考えているASP/ISP事業者の皆様にもご利用いただける電子メールフィルタリングソフトです。デジタルアーツは、すでに国内フィルタリング市場のシェア1位※1を獲得しているWebフィルタリングソフト「i-FILTER」と合わせて積極的に展開をすることで、昨今注目されている電子メールフィルタリング市場におけるデファクトスタンダードを目指してまいります。

  • ※1 2008年 株式会社ミック経済研究所 調査結果より

以上

「m-FILTER」について
「m-FILTER」は、内部統制の推進とスパムメール対策を実現する、電子メールフィルタリングソフトです。企業や官公庁に数多くの導入実績を持つ当社の高精度なコンテンツフィルタリングテクノロジー「ZBRAIN」と連動した独自のスパムフィルターエンジンにより、業界屈指の誤検知率0.01%を実現しました(当社調べ)。「送受信制御」、「全文保存と検索」、「スパムメール対策」という、電子メール活用の上で3つのソリューションを統合的に管理・運用できるため、企業の情報セキュリティ上の課題解決に最適です。
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」との企業理念のもと、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級となる2億6,000万ページを超えるWebフィルタリングデータベースと、世界26の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向けに「i-フィルター」、企業向けに「i-FILTER」、また企業向け電子メールフィルタリングソフトとして「m-FILTER」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTERは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。