2012年03月21日
デジタルアーツ株式会社

電子メールフィルタリングの最新版「m-FILTER®」Ver.3.1を発売開始
~国際標準AES256bit暗号化対応の他12の新機能を搭載、クラウドサービス経由の法人ライセンス数70万突破~

電子メールフィルタリングの最新版「m-FILTER®」Ver.3.1を発売開始

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、この度、企業・官公庁向け電子メールフィルタリングソフトの最新版「m-FILTER(エムフィルター)」Ver.3.1を、2012年3月21日(水)より発売開始いたします。

「m-FILTER」は、電子メールの送受信制御を行う「m-FILTER MailFilter」、電子メールの全文保存と検索を可能にする「m-FILTER Archive」、スパムメール対策の「m-FILTER Anti-Spam」の3つの機能を提供する、電子メールフィルタリングソフトです。

最新版となる「m-FILTER」Ver.3.1では、国際標準であるAES (Advanced Encryption Standard)256bit形式で添付ファイルをパスワードロックできる機能と、添付ファイルを自動でパスワード付きZIPファイルに変換する機能により、メール誤送信による情報漏洩防止がより強化されます。また、「正規表現」による送受信制御機能、スパムメールによるメールサーバーの負荷軽減を目的とした「グループに所属しないアドレスの拒否」など、新たに12カ所の機能追加・修正を行いました。これらの機能を活用することで、情報漏洩防止・内部統制・スパムメール対策において、IT管理者の業務を大幅に削減することができます。

「m-FILTER」シリーズは、前年度の導入率比で150%の成長を遂げており、クラウドサービス経由でご利用いただいている企業のライセンス数が、70万(2012年2月末現在)を突破いたしました。また、本製品の提供価格は 30ユーザーで859,250円(税別、保守価格含む)からで、2012年は新規で400社導入を目指します。

「m-FILTER」は、すでに国内フィルタリング市場のシェア1位※1を獲得しているWebフィルタリングソフト「i-FILTER」と並び、弊社の売上の中心を担う製品に成長しつつあります。デジタルアーツは、「m-FILTER」Ver.3.1の導入企業・団体をさらに拡大すべく、エンドユーザーの皆さまのニーズやご意見をいち早く製品化できるよう、製品開発に努めてまいります。

AES256bit形式のパスワードロック機能
AES256bit形式のパスワードロック機能

「m-FILTER」Ver.3.1新機能・機能強化点について

国際標準AES256bit暗号化対応パスワードロック機能
情報漏洩対策の観点から送信メールの添付ファイルをZIP暗号化するルールが主流となっています。一方で、ZIPを用いたメールの暗号化は単純な開封パスワードを付けただけのものが多く、誤送信により第三者が添付ファイルを入手した場合、開封パスワードを解読され、情報を窃取される可能性があります。今回、「m-FILTER」の新しい機能として、国際標準でもあるAES256bit暗号化に対応したパスワードロック機能を搭載することで、情報漏洩のリスクをさらに軽減できます。高度な暗号化方式(AES-256bit)の他、従来のパスワードロック方式を選択することができます。
グループに所属しないアドレスの拒否機能
無差別かつ大量に送信されるスパムメールはシステムと管理者への負荷だけではなく、企業にとって脅威となる可能性があります。スパムメールの手法で、アカウントを自動生成して大量に送りつける場合、これまでの仕様では「m-FILTER」が受信後、そのまま社内のメールサーバーに転送をしていました。実在しないアドレスの場合はメールサーバーからnot foundのエラーコードが返ってきますが、それ自体がメールサーバーの負荷となり、運用に支障を来す可能性があります。今回、スパムメールによるメールサーバーの負荷軽減を目的とした「グループに所属しないアドレスの拒否機能」を新たに追加しました。これにより、実在するアドレスを予めグループに登録させることで、ランダム生成されたアドレス宛のメール転送によるメールサーバーの負荷を下げることができます。
正規表現機能
送受信制御は基本的に条件文字列のマッチングによりますが複雑なルールをつくろうとすると設定するルールが膨大になります。今回、IT管理者の使い勝手およびセキュリティの向上を主眼として、正規表現を使うことで文字列のパターンを簡易に表記することを実現しました。これにより、設定するルールがシンプルになり、IT管理者の業務負担を大幅に軽減し、管理業務の効率化を実現しました。
  • ※1 2010年 株式会社富士キメラ総研 2010 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧(市場編)

以上

「m-FILTER」ついて
「m-FILTER」は、情報漏洩防止・内部統制・スパムメール対策といった解決したい課題・ご要望に合った機能構成を選択していただける企業・官公庁向けの電子メールフィルタリングソフトで、メールアーカイブの個人管理機能や、誤送信防止機能が強化されました。
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、家庭及び個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」を提供する他、企業向けとして電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」、セキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER、D-SPAは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。