2012年10月05日
デジタルアーツ株式会社

「m-FILTER®」Ver.3.5、
“業界初”の電子メール送信“後”の添付ファイル管理を実現
~送信してしまった後のファイルの追跡・消去が可能に~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、企業・官公庁向け電子メールフィルタリングソフトの最新版「m-FILTER(エムフィルター)」Ver.3.5を11月21日(水)より販売いたします。

今回の「m-FILTER」のバージョンアップで、社外に送信するファイルの暗号化・追跡・消去までを安全に制御できる、企業・官公庁向けパスワード不要のファイル暗号化ソリューション「FinalCode Express※(ファイナルコードエクスプレス)」を「m-FILTER MailFilter」の有償オプションとして搭載します。これにより、万が一電子メールを誤送信してしまった場合でも「FinalCode Express」をご利用いただければ添付していたファイルの追跡・消去が可能になります。

現在、多くのビジネスシーンにおいて、ファイルの共有手段は電子メールが主流となっており、社外取引先等へファイルを送信する際に添付ファイルの暗号化を行い、開封パスワードを別途通知するという運用が一般化しております。しかしながら、パスワード通知による利便性の低下を招く結果となる一方、送信後のファイルの管理は取引先に委ねられることから、取引先を経由した間接的な情報漏洩を防ぐ事ができません。今回、デジタルアーツはこれら諸問題を同時に解決すべく、「m-FILTER」Ver.3.5へのバージョンアップで「FinalCode Express」との連携を実現させたことで、従来の誤送信防止機能に加えて、添付したファイルの閲覧者権限の再設定や追跡・削除の管理といった『送信“後”対策』が可能になります。

「FinalCode Express」で暗号化されたファイルを復号化するには、無償提供されるクライアントソフト「FinalCode Viewer」のインストールが必要となります。ファイルの受信者はこのソフトをインストールしていただければ、開封パスワードを入力する必要がなく、ダブルクリックだけで暗号化を解除することができます。(特許出願中)

また、「m-FILTER」の送信ルール設定により、通常のパスワード暗号化(AES 256bit)とFinalCode暗号化とを選択できるため、送信先によって使い分けることが可能となるだけでなく、Ver.3.5では他にも多数の新機能が盛り込まれ、既存の機能がバージョンアップされます。

デジタルアーツでは、今回の「m-FILTER」「FinalCode Express」の連携で、業界初となる電子メール送信“後 ”のファイル管理システムを、特に機密情報を普段から扱う企業の皆さまに利用していただき、電子メールフィルタリングとファイルの追跡管理を日本国内における電子メールセキュリティ対策のスタンダードにしていきたいと考えております。今後も引き続き、情報セキュリティメーカーとして、「m-FILTER」Ver.3.5の導入企業・団体をさらに拡大すべく、エンドユーザーの皆さまのニーズやご意見をいち早く製品化できるよう、製品開発に努めてまいります。

  1. ※「FinalCode Express」とは「m-FILTER」Ver.3.5のオプション機能として開発された簡易機能版「FinalCode」の名称です。
  2. ※「m-FILTER」Ver.3.5と「FinalCode Express」との連携については、下記ページをご覧ください。
    https://www.daj.jp/bs/mf/v35/

以上

「m-FILTER」について
「m-FILTER」は、情報漏洩防止・内部統制・スパムメール対策といった解決したい課題・ご要望に合った機能構成を選択していただける企業・官公庁向けの電子メールフィルタリングソフトで、メールアーカイブの個人管理機能や、誤送信防止機能が強化されました。
「Final Code」について
「FinalCode」は、RSA/AESに準拠した暗号化技術を利用してファイルを暗号化、パスワードレス、サーバーレスで導入が可能なファイルセキュリティソリューションです。社外に持ち出しする情報をファイル単位でアクセス・操作の権限設定ができ、ファイルが流出しても権限を変更することで機密情報の保持が可能です。ファイル受け渡し後の操作権限変更もできるため、社外に送信した文書ファイルも半永久的に管理できます。また、「FinalCode」シリーズは、ファイル受信者用のライセンス負担が不要で、サーバー構築の手間も必要ないため(ASPの場合)、従来型の類似製品と比較して、コストを低く抑えることができます。
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」を提供する他、企業向けとして電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」、セキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイルセキュリティソリューション「FinalCode」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER、D-SPA、FinalCodeは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。