2010年09月10日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツ、
「インターネット利用に関する調査」の結果を発表
~フィルタリングの認知率が約85%と、4年前に実施した調査結果に比べて約32ポイントの向上。
市場の広がりを感じさせる結果に~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、本日、インターネットを利用する20代~60代の男女1,040人を対象に実施した「インターネット利用に関するWebアンケート調査」の結果を公表しました。

本調査は、インターネットが家庭においてどのように利用されているのかを調査することを目的に、さる2010年5月11日(火)~12日(水)にかけて実施したものです。調査結果のうち、注目に値する点は以下のとおりです。

フィルタリングの認知率は約85%と、前回調査に比べて大幅に向上。(4-1)
フィルタリングソフトの認知率は84.7%で、その内容まで理解していると答えた方は、そのうち67.9%に上りました。これは、弊社が2006年12月に実施した調査で得た結果であるフィルタリングの認知率53.3%という結果に比べて、約32ポイントも上回る結果となります。
この結果は、弊社のみならず、業界団体や関係官庁が注力してきた数々のフィルタリング普及啓発キャンペーンが奏功した結果だとみています。そして、この認知率の向上は、フィルタリングソフトやサービス普及の後押しになると考えています。
子どもの家庭におけるインターネット利用目的について、
トップは「情報検索・情報収集」(2-3)
子どものインターネット利用目的について一番多かった回答は、「興味のあることや趣味・遊びのための検索・情報収集」が57.9%、次いで「勉強のための検索・情報収集」が30.9%と、「情報収集・検索」がインターネット利用目的のトップを占めました。
フィルタリングソフトは、子どもたちがインターネットの検索を通じて情報収集をする過程のなかで、「検索事故」といわれる、意図しないのに表示される検索結果から誘導される詐欺的なサイトなどに対しても効果を発揮するソフトです。デジタルアーツでは、インターネットを安全にご利用いただくために、検索行為から生じるリスクについても、訴求をしています。
インターネット利用に関わるトラブルの中で最も脅威だと思う事象について、回答者本人の約64%が「個人情報を盗まれる」、約60%が「クレジットカードの不正利用」を懸念する一方、子どもについては、約60%が「ネットいじめに遭う」ことを不安に思うと回答(3-1)
大人は、金銭的被害を懸念する声が多い一方で、子どもに対しては、「ネットいじめ」を脅威と感じる傾向がみられます。フィルタリングソフトでは、ネットいじめの原因ともなる「掲示板への書き込み」をブロックするような機能も備えているため、これによって自分の子どもが加害者になることを防ぐことができます。こうした機能の有用性を訴求するとともに、ネット上の書き込みや誹謗中傷行為の悪影響について、普及啓発をしています。
なお、2006年12月に実施した同調査でも、大人のインターネット利用における不安として85%が「個人情報の漏えい」を挙げていることから、脅威に思われる事象に大きな変化はないと考えています。
家庭におけるインターネット接続端末として、インターネット対応型テレビが3位に。インターネットを閲覧する端末の拡大を示唆する結果に。(2-1)
家庭における利用頻度の最も高いインターネット接続機器として、パソコン・携帯電話が1位、2位を占める結果となりました。一方で、3番目にはテレビ、4番目にはゲーム機をインターネット接続機器として利用しているとの回答を得ており、家庭におけるインターネット利用機器の広がりを示唆する結果となりました。
子どもだけでなく大人も、「ネット利用から生じるトラブルを未然に防ぐ」目的でフィルタリングソフト/サービスを活用。(4-2)
フィルタリングソフト/サービスを利用している家庭では、利用対象者が子ども/子ども以外にかかわらず、フィルタリングの利用理由として、「ネット利用から生じるトラブル・被害を未然に防ぐため」を挙げました。 従来、子どものために使うイメージが強かったフィルタリングソフト/サービスですが、最近は、インターネットのトラブルや被害の存在を知った大人が、不用意な個人情報の流出を防いだり、自分や成人した家族にとっても不快な画像を表示さないようにしたりするために利用するケースが増えているとみられます。 本調査は、それを裏付ける結果になったといえます。

本調査の結果の詳細は、添付資料をご確認ください。

PDF 「インターネット利用に関する調査結果 2010」(384KB)

デジタルアーツでは、家庭におけるインターネット利用状況やフィルタリングにかかる認識について、より多くの方に知っていただきたいと思い、今回、本調査結果を一部公表しました。今回の調査結果よりインターネット利用者の傾向を分析することで、フィルタリングソフト/サービスのニーズを把握し、より多くの皆様にとって最適なフィルタリング製品の開発・提供に努めていきます。

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