2006年04月12日
デジタルアーツ株式会社

「Webフィルタリングソフトの利用状況」に関する調査結果を発表

フィルタリングソフトメーカーのデジタルアーツ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、「i-フィルター」のユーザーを対象に「Webフィルタリングソフトの利用状況」についてのアンケート調査を実施しました。

調査では、有効回答者数1,279名のうち94.1%の回答者が家庭で「i-フィルター」を利用しており、主に家庭でのフィルタリングソフトの利用状況が明らかになりました。また、回答者の86.7%が男性であり、64.2%が40歳代であるという点から、フィルタリングソフトの導入を「男性」・「父親」が牽引していることが明らかになりました※1。

全体的な傾向として、インターネットの利用経験が長いほどフィルタリングソフトを導入している点や、購入のきっかけ第1位が「子どもに悪質サイトを見せたくない」という結果から、インターネット経験が長い人が子どものためにフィルタリングソフトを導入しているという姿が浮き彫りになっています。そして、インターネット利用の低年齢化に伴い、家庭におけるWebフィルタリングソフト導入が早まる一方で、同ソフトをいつまで必要とするかという質問に対しては、32.3%の親が「高校生まで」、54.9%が「中学生まで」必要と考えていることも明らかになりました。

なお、インターネット上の危険を認識しながらも、「Webフィルタリングソフトを導入しているので子どものインターネット閲覧を子どもに任せられる」という回答も60.4%にのぼっており、悪質な情報かどうかの判断が身についていない子どものインターネット利用にはフィルタリングソフトが欠かせない」という考え方を裏付けるものとなりました。

インターネット上の情報を基にした犯罪や事件が急増していることから、子どもの有害サイトの閲覧防止対策に大きな関心が寄せられています。今回の調査では、回答したユーザーの69.7%が「Webフィルタリングソフトの導入期間1年未満」ということから、「i-フィルター」の普及がこの1年に急速に進んでいることが伺えます。しかし、総務省による「平成15年度電気通信サービスモニター第2回アンケート調査」などによれば、家庭におけるフィルタリングソフトの利用は10%未満だとされ、認知率についても40%程度という低い水準です※2。インターネット利用が子どもに拡大するいま、利用率と認知率の向上は大きな課題です。

デジタルアーツは、有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングソフトの開発と普及に力を注ぐ、国産フィルタリングソフトのパイオニアです。今回の調査結果を公表し、家庭での利用実態について認識を深めていただくことにより、フィルタリングソフトを必要とされる方のニーズにさらにお応えしてまいります。
今後も"より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく"という企業理念の下、フィルタリングソフトの普及促進に積極的に活動してまいります。

  • ※1.アンケートは、デジタルアーツの家庭向け製品「i-フィルター」をご利用の方を対象にメールにて協力依頼の上、専用Webページにおけるアンケート調査を実施しました。
  • ※2.社団法人日本PTA全国協議会による平成16年度「青少年とインターネット等に関する調査」より。

以上