2009年03月25日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツ、「m-FILTER®」の技術をNTTコミュニケーションズに提供
送受信を制御し、電子メールの全文検索と保存を実現する「m-FILTER」の技術を
OCNの企業向けサービスへ提供、保存電子メール管理の効率化に貢献

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、このたび、NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、以下NTTコミュニケーションズ)のメール用セキュリティサービス「OCNメールゲートウェイサービス」の新メニューの一環として、企業・官公庁向け電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER(エムフィルター)」が採用されたことを発表します。今回、採用となったのは、電子メールの送受信を制御する「m-FILTER MailFilter(エムフィルター メールフィルター)」と、電子メールの全文保存・検索ソリューション「m-FILTER Archive(エムフィルター アーカイブ)」です。本サービスは、メールサーバーを自らで運用している企業や組織に対して提供されます。

サービス画面例
サービス画面例

あらゆる規模の企業におけるメールサーバーのセキュリティ対策をゲートウェイで支援する「OCNメールゲートウェイサービス」が、新たに「m-FILTER」を利用して開始するサービスの名称は、「メール監査アーカイブサービス」です。本サービスの詳細につきましては、以下のWebサイトをご参照ください。

「m-FILTER」は、発売以来、企業や官公庁を中心にご導入を進めてまいりましたが、昨今では、提供サービスのひとつとして、「m-FILTER」の採用を検討されるISPも増加しています。ビジネス運用上欠かせない電子メールの情報を効率的に管理できる「メール監査アーカイブサービス」は、手間やコストを抑えて手軽にご利用いただけるため、OCNをご利用いただいている企業はもちろん、他のインターネットサービスをご利用いただいている企業の皆様にとっても、とくにメリットが高いサービスとなっています。

デジタルアーツでは、他社との協業を通じて、引き続き自社開発の技術がより多くの場でご活用いただけるよう事業展開を進めます。

「m-FILTER」は、自社開発エンジンを搭載。保存メールの改竄検知により内部統制へも貢献

デジタルアーツは、製品の企画、開発からサポートまでを一貫して自社で行っていることから、お客様からのご要望に対して迅速な対応が可能な体制を構築しています。過去の実績から、当社の柔軟かつ迅速なサポート体制や、運用管理者の使用感を最大限に考慮した「m-FILTER」の高い操作性、1時間あたりの電子メール保存数が国内類似製品の約5.7倍(2008年6月、当社調べ)という高い性能を誇る自社開発エンジン、また、マルチドメイン対応のシステム設計について、NTTコミュニケーションズにご評価いただいた結果、今回の「m-FILTER」採用に至りました。

「m-FILTER」は、電子メールの送受信制御を行う「m-FILTER MailFilter」、電子メールの全文保存と検索を可能にする「m-FILTER Archive」、スパムメール対策の「m-FILTER Anti-Spam」の3つの機能をトータルで提供する電子メールフィルタリングソフトです。これら3つの機能は個別に導入することも可能なため、すでに一部電子メールセキュリティ対策を実施している企業においても柔軟にご対応いただけます。

今回、「メール監査アーカイブサービス」に採用された「m-FILTER Archive」は、メールの保存だけではなく、メール内容の改竄を検知することができるため、企業が内部統制を実施する上で有効です。また、保存したメールをいつでも高速検索可能な状態にするため、電子メールという今や仕事上で欠かせない情報資産を最大限に有効活用できます。さらに、「m-FILTER MailFilter」に搭載された「添付ファイル自動パスワードロック機能」により、添付ファイルの暗号化を自動で行うため、ニーズが高まっている電子メールの誤送信防止対策を手軽にご実施いただけるようになります。

デジタルアーツでは、今回の「m-FILTER」の機能提供を通じて、本サービスをご利用いただく企業が電子メールを容易かつ安全に運用・管理できる環境づくりに貢献するとともに、今後もサービスを通じて自社の技術をご利用いただける機会を増やすべく模索していきたいと考えます。

以上

「OCNメールゲートウェイサービス」について
企業のメールサーバーのセキュリティ対策をサポートするサービスです。メール送受信時にOCNサイドでウイルス対策をする「ウイルスチェックゲートウェイサービス」、迷惑メールを対策する「迷惑メールフィルタリングサービス」、企業が保有しているメールサーバーのトラブル時に一時的にメールを受信・蓄積する「セカンダリメールサーバーサービス」、そして、今回新たにサービスを開始する、メールの全文保存と検索を行うとともにフィルタリングによるメール監査を実現する「メール監査アーカイブサービス」の4サービスにより、安全・確実な電子メールの利用をゲートウェイで支援します。
「m-FILTER」について
「m-FILTER」は、内部統制の推進とスパムメール対策を実現する、電子メールフィルタリングソフトです。企業や官公庁に数多くの導入実績を持つ当社の高精度なコンテンツフィルタリングテクノロジー「ZBRAIN」と連動した独自のスパムフィルターエンジンを搭載、「送受信制御」、「全文保存と検索」、「スパムメール対策」という、電子メール運用の上で重要となる3つのソリューションを統合的に管理・運用できます。また、3機能のうち必要な部分のみを導入することも可能です。
多彩なレポート機能やログ管理機能も備えており、企業の情報セキュリティ上の課題解決に最適なソリューションです。
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」との企業理念のもと、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級となる2億6,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、世界26の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でシェアNo.1を誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向けに「i-フィルター」、企業向けに「i-FILTER」、また企業向け電子メールフィルタリングソフトとして「m-FILTER」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTERは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。