2009年08月24日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツ、持ち出しPC向けセキュリティ対策
「i-FILTER® EndPoint Controller」を発売
PCの利用場所を自動認識、モバイル環境下でもセキュリティを保つWebフィルタリング、9月24日(木)より提供開始

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、企業・官公庁における持ち出しPC向けインターネットセキュリティ対策「i-FILTER EndPoint Controller(読み方:アイフィルター エンドポイント コントローラー)」を2009年9月24日(木)より正式に提供開始することを発表します。本製品は、企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER」の関連製品です。

この製品をご利用いただくことで、すでに「i-FILTER」の利用で社内におけるWebアクセス経由でのセキュリティ対策を行っている企業において、社員がノートPCを持ち出した際にも、定められたWebアクセスポリシーを適用することができます。また、持ち出し時のWebアクセスログを記録して「i-FILTER」本体の管理と連携するなど、PC持ち出し時に起こりうるインターネットの不正利用を抑止します。さらに、使用を認めていないアプリケーションの起動を監視・防止することも可能なため、パソコンを利用する場所を問わず、つねに均一なセキュリティレベルの維持が可能となります。

「i-FILTER EndPoint Controller」は、すでに「i-FILTER」をご利用いただいている企業・官公庁にて、ご導入いただけます。価格は、100人規模の企業・団体でご導入いただいた場合、30万円~(税別、保守料含む)となります。デジタルアーツでは、今回の新製品の発売により、今後3年間で3万ライセンスの販売を目指します。

「i-FILTER EndPoint Controller」の主な機能・特長

株式会社インプレスR&Dが2009年に発表した調査によると、インターネット利用可能なノートPCを有する企業は、85.7%に上るなど、企業におけるノートPCの普及は広がっています。一方で、近年では、外出・出張先でのパソコン利用はもちろん、さまざまな理由により、社内における残業が規制される企業の社員がパソコンを自宅に持ち帰って仕事するケースや、パンデミック対策の一環として自宅勤務を強いられるケースなど、セキュリティ上のリスクがあることはわかっていてもなお、パソコンの社外持ち出しは常態化しています。

このような状況を鑑みて、今回発売する「i-FILTER EndPoint Controller」では、「i-FILTER」で設定した基本的なWebフィルタリングポリシーを自動的に引き継ぎ、モバイル環境においても社内と同様のセキュリティポリシーを保持、Webアクセスの管理や掲示板への書き込み制限ができます。また、モバイル環境時のアクセスログや検索単語を記録することで、ノートPCの利用場所を問わず、セキュリティレベルを維持できます。主な機能は、以下のとおりです。

ブロック・パスワード管理・警告など、社内のポリシーに準拠した多彩なフィルタリング機能

企業や官公庁におけるWebフィルタリングソフトの運用は、「規制したいWebサイトのブロック」だけではありません。カテゴリや業務・役職に応じて、パスワードを入力することで規制対象となっているWebサイトを閲覧可能にしたり、業務に本当に必要な情報かどうかを確かめる警告画面を出してから閲覧可能な状態にしたりすることが可能です。

「i-FILTER EndPoint Controller」は、こうした多彩なフィルタリングのアクションを社外でも適用することができます。

POSTフィルター/POSTログ機能

他人に見られることがないモバイル環境でのインターネット利用は、業務外でのインターネット閲覧や掲示板への書き込みなどの行為を助長させる場合があります。そこで、Web経由で起こりうる掲示板書き込みや、Webメール利用を通じた情報漏洩を阻止するとともに、書き込みの内容を記録します。

持ち出し時の利用状況の記録

ノートPCを持ち出した際のWebアクセスログや、検索単語を記録します。これにより、社内利用時よりも私的利用の可能性が高まるモバイル環境時のインターネット利用動向をきちんと把握することができます。また、「i-FILTER」での利用状況と併せて管理・分析ができるため、内部統制対策につながります。

アプリケーション監視機能

会社が貸与したパソコン内の重要情報がファイル交換ソフト経由で自宅からインターネット上に漏洩する事件が相次いでいます。会社が認めないソフトは、起動させないことが得策です。そこで、本製品は、会社が使用を禁止したアプリケーションの起動をきちんと監視し、必要に応じてブロックします。

簡単導入、PC利用場所も自動で認識

Windows Installerに対応しており、導入は簡単です。また、クライアントPCの利用場所を自動で認識します。社外持ち出し時は、配信されたポリシーをもとにWebアクセス管理やアクセスログの記録を行い、社内に持ち込んだ時は、外出時のアクセスログを「i-FILTER」に集約するため、外出時のログも一元管理が可能です。

デジタルアーツの「i-FILTER」は、企業や官公庁にとって業務中に閲覧不要なWebサイトへの接続を遮断することはもちろん、無償オプション「i-FILTER Reporter」により、高速レポーティングも可能となるWebフィルタリングソフトです。今回、「i-FILTER EndPoint Controller」を発売したことで、モバイル環境においてもセキュリティレベルの維持ができるため、より堅牢なセキュリティ対策が実現できます。

パソコンは、今や業務には欠かせない大切なツールです。デジタルアーツでは、すでに「i-FILTER」が提供している安全で快適なインターネット環境をノートPCの社外利用時においても実現することで、企業における業務効率のさらなる向上と安全性の確保に貢献します。

以上

「i-FILTER」について
「i-FILTER」は、情報漏洩対策とWebの有効利用のための企業向けWebフィルタリングソフトです。国内におけるWebフィルタリングソフトのシェアNo.1を獲得しました(2008年ミック経済研究所・2009年富士キメラ総研調べ)。業界最大級の2億7,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、特許を取得したフィルタリングテクノロジー「ZBRAIN」により、業務中の閲覧が不適切なWebサイトを高い精度で遮断します。また、Webメールの利用や掲示板の書き込みなどといった、Web経由の情報漏洩を防ぐとともに、その内容を記録・確認・保存することが可能なため、内部統制対策としても有効なソリューションです。「i-FILTER」は、すでに全国の企業・官公庁5,500団体以上、学校・教育機関19,200校以上に導入されています。
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」との企業理念のもと、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級となる2億7,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でシェアNo.1を誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向けに「i-フィルター」、企業向けに「i-FILTER」、また企業向け電子メールフィルタリングソフトとして「m-FILTER」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTERは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。