2012年05月08日
デジタルアーツ株式会社

あらゆるファイルフォーマットに対応した
パスワード不要のIRMソリューション
「FinalCode®3」7月2日に提供開始
~ASPと同時に専用サーバーソフトウェアの販売も開始~

従来の文書パスワードの問題と「FinalCode」による機密文書管理の図

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、社外に送信するあらゆるファイルフォーマットの共有、管理、消去までを安全に制御できる、企業・官公庁向けパスワード不要のIRMソリューション「FinalCode(ファイナルコード)3」を2012年7月2日(月)より販売開始いたします。

今回、提供開始する「FinalCode3」は、従来の「FinalCode」シリーズを“より便利によりセキュアに”強化しており、ワードやエクセル等のファイルに加え、CADソフトやグラフィックソフト、経理ソフトなどの様々なファイルフォーマットでも、セキュアなやりとり(IRM※1制御)が可能です。他人に送付したファイルは第三者への転送を禁止したり、閲覧可能な期限を設定することも可能なため、誤ってファイルを送信してしまった場合でも、情報漏洩を防ぐことが可能です。ファイルフォーマットを変更する必要もなく、作ったファイルを安全な形で提供することができるので、そのファイルが本来持っている情報をそのまま活用することができます。

さらに、FinalCode化されたファイルは、アクセスログと操作ログを収集し、いつ、だれが、どこで、何をしたのか、について把握することができるので、企業活動における社内・社外間のデータ授受を手軽に、安全に行うための情報漏洩対策ソリューションとして、図面やノウハウなど厳秘情報の管理、契約書関連の社外間でのやりとり、発表前の製品情報の管理、顧客リスト等個人情報の管理、古い情報が掲載された販促資料の使用制限等においてご利用いただけます。

そして、従来ではシステム投資のリスクが回避できるASPを通じての提供のみでしたが、今回よりシステムの自社運用を希望する企業ユーザー様向けに専用サーバーソフトウェアでの提供も開始します。

デジタルアーツでは、「FinalCode」シリーズを多くの医療機関や製薬企業に導入いただいておりますが、今回のラインナップ拡充を機に企業や団体を対象に「FinalCode3」を展開し、1ライセンス15,000円(税込)~で、2013年3月までに10,000ライセンスへの導入を目指します。また、弊社のWebフィルタリングソフト「i-FILTER」や、電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」を販売いただいているパートナー企業にもご尽力いただき、電子メールソリューションとの連携を図るなど、お客様にとって利便性の高いサービスの開発にも注力してまいります。

  • ※1 IRM:Information Rights Management

「FinalCode3」の主な特長

マルチファイルフォーマットに対応
暗号化技術はクライアントアプリケーションに依存しないため、CADソフト、経理ソフト等でもセキュアなやりとり(IRM制御)が可能です。また、ファイルフォーマットが同一であれば、送信者と受信者が別のアプリケーション※2を利用していても問題ありません。
※2 動作か確認済みアプリケーションは随時更新予定となっております。
送信者の許可があればファイル転送が可能
送信したファイルの第三者転送を求められた場合、送信者側の判断で許可、禁止することが可能です。
サーバライセンスとしても提供
従来はシステム投資リスクを回避できるASPでの提供でしたが、自社でのシステム運用を希望される企業様に専用サーバーソフトウェアとしても販売※3を開始します。
※3 詳細は別途お問い合わせください。
ファイルのトレーサビリティ(追跡・ログ管理)を実現・ファイルの追跡
他人に渡したファイルの追跡から廃棄(削除)まで徹底管理が可能です。不正アクセスがあった場合は、作成者および管理者に通知します。ファイルに対し、誰が、いつ、 どこから、何をしたかをログとして記録、サーバーで集約することで、容易に利用状況の把握ができます。また、他人に渡してしまったファイルの閲覧権限を後から削除することで、もしもの場合の情報漏洩を防止します。
アクセス情報の可視化
ファイルに対して誰が、いつ、どこから、どういう操作をしたのか(アクセスログと操作ログ)を把握する事で、配信先への情報アクセスの周知や配信先の情報への関心分析に役立ちます。
独自の電子証明書を用いたパスワードレス暗号
「FinalCode3」では電子証明書を利用者全員に発行し、さらにハードウェア(PC)情報と関連付けることで、堅固なセキュリティを確保しました。ファイル1つ1つに最高レベルの難易度(鍵長最大256ビット暗号)を持つワンタイムパスワードを設定、保護しながらパスワードレス※4という高い利便性を実現しました。セキュリティに優れ、容易に使えるシステムを提供します。
※4 ソフトウェアインストール時のユーザー登録のみで、ファイル暗号化時のパスワード設定は不要です。
動的なセキュリティ管理
最新のIRM技術により、情報漏洩事故が発覚した場合でも、インターネットを通じて、文書の失効(廃棄)を行い、拡散した文書を閲覧不可にできます。また、「誰が」「いつ」「何を(操作)した」かをログとして収集します。
ファイル単位の柔軟なセキュリティ設定
ファイル単位での暗号化や、情報流通経路に依存しないアクセス制限と操作制限でファイルを保護 します。

【クライアントの動作環境】

  • Windows XP Home Edition SP3
  • Windows XP Professional SP3
  • Windows Vista Ultimate SP2 32bit
  • Windows Vista Business SP2 32bit
  • Windows 7 Ultimate 32bit
  • Windows 7 Professional 32bit

「Final Code」の詳細につきましては、以下のWebサイトをご参照ください。

以上

「Final Code」について
「FinalCode」は、RSA/AESに準拠した暗号化技術を利用してファイルを暗号化、パスワードレス、サーバーレスで導入が可能なファイルセキュリティソリューションです。社外に持ち出しする情報をファイル単位でアクセス・操作の権限設定ができ、ファイルが流出しても権限を変更することで機密情報の保持が可能です。ファイル受け渡し後の操作権限変更もできるため、社外に送信した文書ファイルも半永久的に管理できます。また、「FinalCode」シリーズは、ファイル受信者用のライセンス負担が不要で、サーバー構築の手間も必要ないため(ASPの場合)、従来型の類似製品と比較して、コストを低く抑えることができます。
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」を提供する他、企業向けとして電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」、セキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER、D-SPA、FinalCodeは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。