2012年11月20日
デジタルアーツ株式会社

電子メールフィルタリングの最新版「m-FILTER®」 Ver.3.5 を発売開始
~業界初の“送信後の添付ファイル削除機能”『FinalCode Express』を新たに搭載~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、この度、企業・官公庁向け電子メールフィルタリングソフトの最新版「m-FILTER(エムフィルター)」Ver.3.5を、2012年11月21日(水)より発売開始いたします。

「m-FILTER」は、電子メールの送受信制御を行う「m-FILTER MailFilter」、電子メールの全文保存と検索を可能にする「m-FILTER Archive」、スパムメール対策の「m-FILTER Anti-Spam」の3つの機能を提供する、電子メールフィルタリングソフトです。

最新版となる「m-FILTER」Ver.3.5では、社外に提供したファイルを遠隔でコントロール、削除が可能なファイル追跡サービス「FinalCode」(2011年7月より提供中)の簡易機能版「FinalCode Express」を、「m-FILTER MailFilter」の追加有償オプション形式で搭載し、従来の添付ファイルパスワード付ZIPファイル変換機能より更に安全に添付ファイルを送信することが可能になります。

また、「m-FILTER Archive」の追加機能としてMicrosoft Exchange Serverのジャーナル対応、「m-FILTER Anti-Spam」のスパムメール検知率を飛躍的に向上させるなどの機能追加・向上を行なっています。

「m-FILTER」は、すでに国内フィルタリング市場のシェア1位(※1)を獲得しているWebフィルタリングソフト「i-FILTER」と並び、弊社の売上の中心を担う製品に成長しつつあり、今年度上半期における対前年同期比では135%の成長となっております。下半期においてもデジタルアーツは、「m-FILTER」Ver.3.5の導入企業・団体をさらに拡大、通期で約5億円の売上目標を目指します。また、エンドユーザーの皆さまのニーズやご意見をいち早く製品化できるよう、引き続き製品開発に努めてまいります。

FinalCode Express

「m-FILTER」Ver.3.5新機能・機能強化点について

添付ファイル送信後の削除機能「FinalCode Express」
情報漏洩対策の観点から送信メールの添付ファイルを暗号化するルールが主流となっています。これは第三者へ誤送信したり、通信内容を傍受されるケースを想定しており、一般的には「誤送信防止機能」と呼ばれています。
しかし、意図した相手に正しく添付ファイルを送信した後、ファイルの開封パスワードごと共有、転送された場合に起こりうる間接漏洩のリスクは回避できません。「FinalCode Express」は開封者を送信側が限定する形でパスワード無しで暗号化するため、これら共有や転送による情報漏洩のリスクを回避することが出来ます。
個人情報保護法では業務委託先からの情報漏洩についても委託元に監督責任が生じる一方、提供後の情報管理は提供先に委ねるしかないのが現状でした。「FinalCode Express」により、重要情報(ファイル)を外部に提供後も管理をすることが可能になります。
Microsoft Exchange Server ジャーナル対応
内部統制や関税法の改正等、社内外を問わず送受信メールの長期保存が義務化されています。Microsoft社のExchange Serverはメールサーバー市場で高い導入率を占めていますが、クライアントPCとの間では特殊なプロトコルで通信を行うため、従来の製品では社内間の送受信メールを保存する際、複雑な設定が必要でした。
本バージョンより、Exchange Serverのジャーナリング(通信内容のレポート)機能に対応することが可能になり、ジャーナルデータを社内間メールとして簡単に保存することが可能になりました。
スパムブロック精度の飛躍的な向上
日々増え続けているスパム(迷惑)メールは衰えることを知らず、内容や発信国が多様化しています。また近年問題となっている「標的型攻撃」等における攻撃の端緒となる場合もあるため、受信対策のより高度な進化が求められています。「m-FILTER Anti-Spam」では世界規模でリアルタイムに収集されたスパムメールのサンプルを反映した拡張システムフィルターを新たに搭載。より高い精度のスパム対策を提供することが可能になりました。

(※1)2012年 株式会社ミック経済研究所調べ「セキュリティコンテンツソリューションに関するユーザー調査」より

以上

「m-FILTER」について
「m-FILTER」は、情報漏洩防止・内部統制・スパムメール対策といった解決したい課題・ご要望に合った機能構成を選択していただける企業・官公庁向けの電子メールフィルタリングソフトで、メールアーカイブの個人管理機能や、誤送信防止機能が強化されました。
「FinalCode」について
「FinalCode」は、重要なファイルを開封者を限定しパスワードレスで暗号化、利用状況の把握や権限設定の動的な設定により遠隔削除も可能になるファイル追跡ソリューションです。
デジタルアーツ株式会社について
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」を提供する他、企業向けとして電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」、セキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイルセキュリティソリューション「FinalCode」を提供しています。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER、D-SPA、FinalCodeは、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※  Microsoft Exchange Serverは米国Microsoft社の製品名称です。
  • ※ 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。