2016年07月22日
デジタルアーツ株式会社
21世紀型教育に関する0歳から6歳のお子さまを持つ保護者を対象とした認識調査
21世紀型能力/スキルについて「聞いたことがない」が70.8%
タブレットの持ち帰り学習について最も不安なことは
59.4%がインターネットに関して不安と回答
情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、今後、教育現場で21世紀型教育にシフトしていく流れを受けて、0歳から6歳のお子さまを持つ全国の20代から40代の保護者672名を対象とした、21世紀型教育に関する認識調査を実施しました。
- 2020年を目標とした教育現場での新たな取り組み予定に関する認識
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- 小学校で1人1台学習用タブレットの導入が進んでいることについて、「聞いたことはあるがよくわからない」47.5%、「知らない」36.0%、「よく知っている」16.5%。
- 小学校でプログラミングが必修となることについて、「知らない」54.5%、「聞いたことはあるがよくわからない」33.9%、「よく知っている」11.6%。
- 小学校でデジタル教科書が導入されることについて、「知らない」63.2%、「聞いたことはあるがよくわからない」26.3%、「よく知っている」10.4%。
- 大学入試制度が大きく変わることについて、「知らない」65.6%、「聞いたことはあるがよくわからない」23.5%、「よく知っている」10.9%。
- 21世紀型能力/スキルについての認識
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- 21世紀型能力/スキルという言葉について、「聞いたことがない」が70.8%。聞いたことがあると回答した29.2%の内訳の上位は、「ネットで見つけて」10.4%、「テレビを見て」6.7%、「習い事の教室で」4.0%。
- 21世紀型能力/スキルと聞いて思い浮かべることは、「ITの操作スキル」28.9%、「創造力」27.1%、「表現力」22.2%。
- 21世紀型能力/スキルを育むのに家庭でお子さまにさせたいことは、「英会話(外国語)を身につけさせる」37.1%、「積極的にコミュニケーションする力を身につけさせる」36.9%、「人前で発言・発表する場を経験させる」32.6%。
- アクティブ・ラーニングのイメージや今後行われる教育改革への認識
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- 21世紀型教育の一環で小学校でもアクティブ・ラーニングが取り入れられるようになることについて、どのようなイメージを持っているか聞いたところ、「積極的にコミュニケーションする力を身につけさせる」38.8%、「人前で発言・発表する場を経験させる」37.6%、「英会話(外国語)を身につけさせる」30.1%。
- アクティブ・ラーニングの一環でタブレットの持ち帰り学習をする機会が増え、インターネットを活用した宿題がでた場合に最も不安なことは、インターネットに関する不安が上位を占め、合計59.4%。「インターネット上で危険な情報に触れてしまう」29.5%、「勉強以外の関係ないことで長時間利用してしまう」19.2%、「インターネットに嵌って他の事に興味が持てなくなる」10.7%。
- 2020年を境に日本の教育が変わろうとしていることにおいて、保護者としてどのような思いか聞いたところ、「子どもがインターネットに早い時期から触れることに不安を感じている」32.1%、「自分自身が保護者として何をしたら良いかわからない」29.8%、「日本の教育がどう変化するのか、具体的な方針やプランを知りたい」28.7%。
調査対象:全国の0歳から6歳のお子さまを持つ20代から40代の保護者
調査期間:2016年7月11日(月)~7月12日(火)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:672サンプル(20代:224サンプル 30代:225サンプル 40代:223サンプル)
実施機関: Fastask
21世紀に入り、日本だけでなく世界中でITの技術革新や多文化との共生か進むなか、日々進歩する高度な技術社会に対応し、グローバル化に順応していく力をつけるために、教育現場において早急な改革が求められています。日本においても従来の知識・技能の習得を目的とした教育から脱して、これからは知識・技能を活かして状況や課題に柔軟に対応する力を身に付け、さらに、周囲の人達と協働して問題を解決する力が求められています。
このような背景のなか、日本は2020年に教育が大きな転換期を迎えると言われており、大学入試だけでなく、小・中学校においても21世紀型教育に向けた取り組みが進み始めています。文部科学省が2020年度に向けて、小・中学校において1人1台学習用タブレットが整備される計画を進める一方で、家庭においても未就学児がタブレット端末やスマートフォンに触れる機会が増えていることから、小学校入学前の0歳から6歳のお子さまを持つ保護者が、今起きている21世紀型教育における取り組みについてどのような認識を持っているのか調査を実施いたしました。
2020年を目標として小学校で導入が予定されているタブレット端末、プログラミング学習、デジタル教科書においては、タブレット端末以外は「知らない」と回答した割合が半数以上で一番多い結果になりました。また、同じく2020年に大学入試改革も行われることについて、「知らない」と回答した割合が65.5%と半数以上となり、未就学児の保護者における教育現場の取り組みはまだ認識されていないことがわかりました。
21世紀型能力・スキルを身につけさせる一環としてアクティブ・ラーニングが取り入れられ、学習タブレットの持ち帰り学習も一部で検討されていますが、保護者の不安はお子さまのインターネットに関する不安が上位を占め、約6割と多かったことから、学校・家庭間における今後の課題の1つと言え、対策の検討が望まれます。特に、「インターネット上で危険な情報に触れてしまう」、「勉強以外で関係ないことで長時間利用してしまう」、「インターネットに嵌って他の事に興味が持てなくなる」といった内容は、フィルタリングを活用すれば対応できるので、保護者の不安を軽減することが可能です。
今後、政府が進める教育改革において、これから学校現場で行われる具体的な実施策の十分な周知と、家庭において保護者がすべきことがより明確になることで、子ども達が21世紀を生き抜く力を習得できることを期待しております。デジタルアーツは、今後も一人でも多くの方が安全なインターネットライフを過ごしていただけるように、このような調査を通じて、インターネットのリテラシーとフィルタリングの重要性を全国に訴求し続けてまいります。
【参照】調査結果の詳細をグラフ・解説入りで参照していただけます。
「21世紀型教育に関する0歳から6歳のお子さまを持つ保護者を対象とした認識調査」
以上
- デジタルアーツについて
- デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、家庭および個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を提供する他、企業向けとしてメールセキュリティソフト「m-FILTER」、クライアント型メール誤送信防止ソフト「m-FILTER MailAdviser」、純国産のセキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」を提供しています。
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