2016年09月27日
デジタルアーツ株式会社

AD連携機能を強化した「FinalCode®」Ver.5.11、9月27日より提供開始
~「SAML認証」・「統合Windows認証」対応でSaaS/オンプレミス両方でのIRM導入・運用がよりスムーズに~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、企業・官公庁向けファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode(ファイナルコード)」において、Active Directory(以下 AD)との連携機能を強化し、お客様が導入・運用時により容易に一元的に管理できるVer.5.11を、本日9月27日よりグローバルで同時に提供開始いたします。

昨今、企業は従業員のワークスタイルや扱うデバイスの多様化に対応するため、様々なクラウドサービスの活用が浸透しつつあります。一方で、コンプライアンスや機密情報を記載したファイルの情報漏洩対策も重要視されていることから、それぞれのクラウドサービス間でAD連携を進めて、一元管理する企業が増加傾向にあります。

そこで、この度「FinalCode」Ver.5.11から、企業・団体内でお使いのADで管理するアカウントをそのまま「FinalCode」の認証で利用できるようにいたします。ADのアカウントを「FinalCode」のアカウントとして使えるため、アルバイト、契約社員など、全従業員がメールアドレスを持っているとは限らない地方自治体や企業において、全てのユーザーを対象にすることができます。さらに、ADの設定を「FinalCode」に反映する機能が強化されたので、異動や退職といった人事異動に伴うファイルへのアクセス権限の変更もADの設定から有効にすることができます。

また、2015年度のSaaS型IRM市場のベンダー別売上金額において、76.7%でシェア1位を獲得した※1「FinalCode」SaaS版では、今回の新機能の1つとして、異なるドメイン間でユーザー認証を行う「SAML認証」対応により、お客様の社内にあるADと連携し、複数のクラウドサービスへのシングルサインオンが可能となります。対応しているIdentity Providerは、広く普及しているADFS、Azure AD、Okta、OpenAMなど、SAML2.0に準拠するものが対象となります。

Virtual Applianceとして提供している「FinalCode」オンプレミス版では、「統合Windows認証※2」対応により、「FinalCode Client」のインストール後、自動的に認証が行われるので、利用者による設定作業が不要で、直ぐに利用開始することができます。その他、オンプレミス版では、「Windows Server」において仮想化環境を作成・管理できる 「Hyper-V」に対応した「FinalCode Server」の提供と、大規模展開を計画する企業から要望の強い「Microsoft SQL Server」および「Oracle Database」を「FinalCode Server」の対応データベースに追加いたします。

AD連携を強化した「FinalCode」Ver.5.11のイメージ

AD連携を強化した「FinalCode」Ver.5.11のイメージ

「FinalCode」Ver.5.11の新機能は、「FinalCode」に標準搭載されるため、新たに10月3日に発売開始する「FinalCode Express Edition」を始め、Business Edition、Enterprise Edition、自治体限定版の全てで利用可能となります。デジタルアーツは今後も「FinalCode」を通じてSaaS版/オンプレミス版のIRM市場を牽引すべく、企業・自治体の情報セキュリティレベルの向上を支援してまいります。

  • ※1 出典: 2016年6月ITR発行「ITR Market View:情報漏洩対策市場2016」
  • ※2 Microsoft社のWebサーバーとWebブラウザーの間で利用できるユーザー認証方式

「FinalCode」Ver.5.11の概要

https://www.finalcode.com/jp/features/

以上

「FinalCode」について
「FinalCode」はファイル暗号化・追跡ソリューション(ファイル暗号化ソフト)です。ファイル単位で指定した人やグループのみが閲覧できるように制限できるため、仮にファイルが流出しても中の情報は漏洩しません。また、いつでもリモートで権限変更や一括消去ができるため、ファイルが手元を離れた後でも管理し続けることができます。しかも社外に暗号化したままファイルを渡す時でも、社外のユーザーに費用はかかりません。自社の重要な情報資産を社内から社外までボーダーレスにコントロールすることができる「FinalCode」は、様々な情報漏洩リスクにさらされる企業・組織に安心を提供します。
https://www.finalcode.com/jp/
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、家庭および個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を提供する他、企業向けとして電子メールセキュリティソフト「m-FILTER」、クライアント型電子メール誤送信防止ソフト「m-FILTER MailAdviser」、純国産のセキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」を提供しています。
https://www.daj.jp
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER/m-FILTER MailFilter/m-FILTER Archive/m-FILTER Anti-Spam/m-FILTER File Scan、D-SPA はデジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ FinalCode はデジタルアーツグループの登録商標です。
  • ※ 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。