2019年05月14日
デジタルアーツ株式会社

「FinalCode®」Ver.6を6月27日から提供開始
機能・価格・ライセンス体系を大幅刷新し、より広範囲・強固なファイルセキュリティ運用が可能に
~“ファイルを作成した瞬間から守る” 新機能も搭載~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、近年頻発している情報漏洩インシデントにより急増している漏洩対策ニーズに応えるため、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode(ファイナルコード)」の機能や価格・ライセンス体系を大幅に刷新した「FinalCode」Ver.6を2019年6月27日から提供開始いたします。

重要情報をメールで送受信するなど、インターネットを介したビジネスのやり取りが当たり前となっている現在、企業・団体が保有している業務に必要な「情報資産」は盗難、紛失、取引先からの二次漏洩、サプライチェーン攻撃といったリスクが絶えずつきまとっています。しかし、情報資産を守るための手段は、従来のパスワードでの管理や教育・ルールを徹底するという方法が未だに主流です。また、政府が掲げる “働き方改革” の推進を背景にテレワークが奨励されているにも関わらず、情報漏洩リスクへの警戒感が、新たな働き方の広がりを阻む大きな要因になっています。このような状況を受け、これらの問題を解決へと導くソリューションとして「FinalCode」に新機能を搭載し新バージョンとしてリリースいたします。「FinalCode」は、WordやExcelだけでなくCADや画像ソフト等の様々なファイルフォーマットで IRM (Information Rights Management) 制御が可能です。ファイルの閲覧者や操作範囲を指定することが可能なため、ファイル誤送信や標的型攻撃による盗難、オフィス外への持ち帰り仕事をした際の不注意による漏洩といった場合でも情報漏洩を防ぐことができます。

デジタルアーツでは、今回の新バージョンリリースにあたり、より多くの方に「FinalCode」をご利用いただきたいと考え、価格・ライセンス体系を大幅に刷新いたしました。「FinalCode」Ver.5では、無償ユーザーの範囲を「FinalCode」を利用している「企業・団体外ユーザー」に限定し、「企業・団体内ユーザー」は有償としていた点を改め、「企業・団体内の “FinalCodeファイル閲覧ユーザー”」も無償※といたします(※無償対象となるライセンス数は、購入ライセンス数の10倍まで)。さらに、ご購入ライセンス数に応じた価格体系を新たに設け、全社展開を想定されているお客様にボリュームディスカウントをご提供いたします。

また「FinalCode」の特長でもある、“渡したファイルをあとから消す”セキュリティ機能「削除・不正通知機能オプション」を標準搭載として無償提供いたします。この機能により、従来ガバナンスを効かせづらかった社外へ渡したファイルに対しても、万が一漏洩の危険があった場合でも、アラートで通知し、リモートで自動削除いたします。これに加え「共有フォルダー自動暗号化機能オプション」も標準搭載し無償提供します。「FinalCode」がファイルサーバー上の共有フォルダーを常時監視し、フォルダーにファイルが格納された時点で、あらかじめ設定されたテンプレートに基づいてファイルを自動で暗号化するため、ユーザーは特別に意識することなく、ファイルセキュリティ運用が可能となります。

さらに「FinalCode」Ver.6では、“ファイルを作成した瞬間から守る” 新機能「透過暗号化機能」をリリースいたします。個人PC端末上でファイルを作成・保存した時点や、ファイルをシステムからダウンロードした時点で自動暗号化し、利用ユーザーには暗号化を意識させないため、ITリテラシーを問わず、幅広いユーザーにご利用いただけます。「透過暗号化機能」を利用することで、内部の不正持ち出しを防止するだけでなく、ファイル作成者本人も個人PC端末上では生データを持たない世界を実現します。

また従来クラウドサービスとして提供していた「FinalCode」を、「FinalCode@Cloud(ファイナルコードアットクラウド)」と名称を変更し、Webセキュリティ「i-FILTER@Cloud(アイフィルターアットクラウド)」、メールセキュリティ「m-FILTER@Cloud(エムフィルターアットクラウド)」に続く、クラウドサービス「DigitalArts@Cloud(デジタルアーツアットクラウド)」のラインアップへ新たに加え「統合簡易設定画面」と「統合レポート画面」を新機能として標準搭載いたします。「i-FILTER@Cloud」や「m-FILTER@Cloud」と連携して利用する場合、メール送信時に添付ファイルを自動で暗号化し、ファイルへの不正アクセスのファイルログをWebやメールのインシデントログとともに一元管理できるようになります。

「FinalCode」 Ver.6の主な概要

価格・ライセンス体系
「企業・団体内」のFinalCodeファイル閲覧ユーザーの無償化
ご購入ライセンス数に応じた価格体系(ラダー)を用意、かつ価格形態を整理
-企業のお客様は、標準料金を適用
-公共・文教のお客様は、パブリックライセンス料金を適用
導入形態
-クラウド(SaaS)でのご導入の場合は、「FinalCode@Cloud」を適用
-オンプレミス(VA:Virtual Appliance)でのご導入の場合は、「FinalCode Ver.6 VA」を適用
機能面
削除・不正通知機能の標準搭載
社外に提供したファイルや不正に持ち出されたファイルも、あとからリモートで閲覧権限や操作権限の変更、ファイルそのものを消去することで、確実に情報漏洩を防止します。
共有フォルダー自動暗号化機能の標準搭載
あらかじめ暗号化設定をしたファイルサーバー上のフォルダーにファイルを保存するだけで自動暗号化することが可能となり、ファイルセキュリティ運用をより容易にします。
透過暗号化機能の標準搭載
ファイル作成・保存時や、システムからのダウンロード時に自動暗号化するため、ユーザーに暗号化を意識させません。また暗号化後もアイコンや拡張子は変わらず、アプリケーションの連携機能(ファイル間リンク、共有機能など)も利用できるため、暗号化されたままいつもと変わらない操作性のまま作業を行えます。
DigitalArts@Cloudとの連携(FinalCode@Cloudをご利用のお客様のみ)
従来SaaS版として提供していた「FinalCode」を、「FinalCode@Cloud」と名称を変更し、「DigitalArts@Cloud」のラインアップへ新たに加えます。「i-FILTER@Cloud」や「m-FILTER@Cloud」とご利用いただくことで、メール送信時の添付ファイルの自動暗号化や、Web・メール・ファイルのインシデントログを一元管理できます。

デジタルアーツは今後もサイバー攻撃や内部からの情報漏洩対策として、ファイルのトレーサビリティや渡したファイルをあとから消せる「FinalCode」の製品機能を強化し、より多くのお客様における業務効率の向上と重要・機密ファイルの安全性の確保に貢献してまいります。

以上

「FinalCode」について
「FinalCode」はファイル暗号化・追跡ソリューション(ファイル暗号化ソフト)です。ファイル単位で指定したユーザーやグループのみが閲覧できるように制限が可能なため、仮にファイルが流出しても中の情報は漏洩しません。また、いつでもリモートで権限変更や一括消去ができるため、ファイルが手元を離れた後でも管理し続けることが可能です。暗号化したままのファイルを社外でやり取りする際に、社外ユーザーは無料で利用できるため、費用面でも導入しやすいソリューションとして評価されています。自社の重要な情報資産を社内から社外までボーダーレスにコントロールすることができる「FinalCode」は、様々な情報漏洩リスクにさらされる企業・組織に安心を提供します。
https://www.finalcode.com/jp/
デジタルアーツについて
デジタルアーツはWebやメール、ファイルなどのセキュリティソフトウェアの提供を核に事業展開する情報セキュリティメーカーです。
インターネットの黎明期であった1998年に初めて国産のWebフィルタリングソフトを世に送り出した先駆者であり、これまでの知見をもとに、情報漏洩対策や標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃対策を実現する、最先端の情報セキュリティ製品を提供しています。
国産メーカーの強みを生かして、製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行っており、プロダクトの根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力は、高い評価を得ております。契約更新率95%以上という実績は、顧客満足度が高い証左です。
国内シェアの50%以上を占めるWebセキュリティソフト「i-FILTER」を中心に、個人・家庭向けの「i-フィルター」、メールセキュリティソフト「m-FILTER」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」などの製品を揃えており、ワンストップでWebやメール、ファイルのセキュリティ対策を実現できます。
「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」という理念のもと、デジタルアーツは全てのステークホルダーの皆さまに信頼される東証一部上場企業として成長を続けています。
https://www.daj.jp
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