2019年12月10日
デジタルアーツ株式会社

東海理化が“攻め”の情報漏洩防止対策ソリューションとして「FinalCode®」を採用
設計・開発スピード向上を目的に、データを守りながら情報開示範囲を拡大

~積極的な事業展開が可能となる次世代のセキュリティ対策を実現~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、大手自動車部品メーカー 株式会社東海理化(本社:愛知県丹羽郡、取締役社長:三浦 憲二、以下 東海理化)に、機密情報漏洩対策として「FinalCode」が採用されたことを発表いたします。

東海理化は1948年に設立された、自動車の各種部品を製造する大手メーカーです。取扱製品は、ウインカーやワイパーなどを操作するレバーコンビネーションスイッチ、シフトレバーなどの「ヒューマンインタフェースシステム」、スマートキー携帯機、電子キーシステムなどの「セキュリティシステム」、シートベルト、ミラーなどの「セイフティシステム」を主力にしており、人とクルマがふれあい、対話する製品づくりに取り組んでいます。

機密事項を扱うことが多い同社では、情報漏洩対策を重要課題とし、特に自動車部品を設計する上で数多く生じる図面データや設計ルールなどの技術情報は、情報漏洩リスクの観点から、限られたメンバーにしか開示できないというセキュリティポリシーがありました。しかし、新しい技術を開発するためには国内の技術者だけでなく、海外のグループ会社の社員を含め多くの技術者に活躍してもらう必要があり、これらのデータを広く展開して有効活用していかなければなりません。このため、「情報の開示範囲拡大」を実現しながら、「情報漏洩防止」も同時に実現することが責務でした。

上記を可能とするソリューションの導入を見据え、7つの暗号化ソフトを情報システム部と3か月かけて比較検討を行ったところ、利便性、運用、コストの面で優れていた「FinalCode」の導入が決定されました。自動暗号化フォルダ機能によって、1か月に約10,000件発生する技術情報を効率的に暗号化できる点や、管理画面操作の簡易さ、復号後のデータ汎用性等を高く評価いただいております。

こうした「FinalCode」の機能を同社 技術管理部門では、図面データ管理システムに組み込むことで、社内の設計者が開発した技術情報を確実に守りながら、グループ会社に在籍する技術者に広く開示することが可能となり、設計・開発スピードの向上に繋げることができました。
図面データを暗号化するために1名でスタートした管理者のライセンス数も現在は30名まで広がり、設計ルールや製造ルールなどの機密性の高い書類も「FinalCode」で暗号化するようになりました。現在「FinalCode」の使用ユーザーは東海理化グループ内で約6,000人となっています。
今後は、数百社あるサプライヤーへの展開もご検討いただいており、機密情報漏洩対策による更なる業務効率化を目指されています。

デジタルアーツでは、サイバー攻撃や内部からの情報漏洩対策として、「FinalCode」の製品機能を今後も訴求し、あらゆる情報資産を確実に守ることで、積極的な事業展開を支援する、次世代のセキュリティ対策を実現いたします。

評価

今回の導入にあたり、株式会社東海理化様より以下のご評価をいただいております。

株式会社東海理化 技術管理部 設計管理室 情報管理グループ長 岡 直希 様(所属は2019年12月 10日現在)

このたび、デジタルアーツが提供する「FinalCode」を、技術管理部における図面データ等の技術情報の情報漏洩対策ソリューションとして採用しました。機密性の高い技術情報を数多く管理している当社では、情報漏洩対策が重要課題でした。しかし、厳しい競争を勝ち抜くためにはグループ会社を含む多くの技術者に活躍してもらう必要があり、図面データなどの技術情報を広く展開し、その情報をもっと有効活用して欲しいという想いがありました。この想いを実現してくれたのが「FinalCode」で、暗号化する側の使いやすさと暗号化されたデータを受け取った側の使いやすさといった製品自体の機能はもちろん、コスト面が他社製品と比べ圧倒的優位だった点も有り難いことでした。また、既存のシステムに組み込む際の担当者やサポートの対応も非常にスピーディーでしたし、さらには「こんな機能が欲しい」といった改善要求に対しても積極的に取り組んでくださいました。
本製品の導入によって、設計・開発スピードの向上に繋げることが出来たと考えております。
これからもますます魅力的なソリューションを開発し、ご紹介いただけることを期待します。

以上

「FinalCode」について
「FinalCode」はファイル暗号化・追跡ソリューション(ファイル暗号化ソフト)です。ファイル単位で指定したユーザーやグループのみが閲覧できるように制限が可能なため、仮にファイルが流出しても中の情報は漏洩しません。また、いつでもリモートで権限変更や一括削除ができるため、ファイルが手元を離れた後でも管理し続けることが可能です。暗号化したままのファイルを社外でやり取りする際に、社外ユーザーは無料で利用できるため、費用面でも導入しやすいソリューションとして評価されています。自社の重要な情報資産を社内から社外までボーダーレスにコントロールすることができる「FinalCode」は、様々な情報漏洩リスクにさらされる企業・組織に安心を提供します。
https://www.finalcode.com/jp/
デジタルアーツについて
デジタルアーツはWebやメール、ファイルなどのセキュリティソフトウェアの提供を核に事業展開する情報セキュリティメーカーです。
インターネットの黎明期であった1998年に初めて国産のWebフィルタリングソフトを世に送り出した先駆者であり、これまでの知見をもとに、情報漏洩対策や標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃対策を実現する、最先端の情報セキュリティ製品を提供しています。
国産メーカーの強みを生かして、製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行っており、プロダクトの根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力は、高い評価を得ております。契約更新率95%以上という実績は、顧客満足度が高い証左です。
国内シェアの50%以上を占めるWebセキュリティソフト「i-FILTER」を中心に、個人・家庭向けの「i-フィルター」、メールセキュリティソフト「m-FILTER」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」などの製品を揃えており、ワンストップでWebやメール、ファイルのセキュリティ対策を実現できます。
「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」という理念のもと、デジタルアーツは全てのステークホルダーの皆さまに信頼される東証一部上場企業として成長を続けています。
https://www.daj.jp
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