2015年01月01日
デジタルアーツ株式会社
新年のご挨拶
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
弊社は、おかげさまで本年6月をもちまして、創立20周年を迎えるに至りました。これもひとえに、ステークホルダーの皆様のご支援、ご愛顧の賜物と心から感謝しております。心より厚く御礼申し上げます。
この20年を振り返りますと、インターネットの登場でパソコンが企業や一般家庭に普及し、現在では私たちの生活に欠かせないインフラの一部となりました。また、この間にITの技術革新も進み、携帯電話からスマートフォン、タブレットへと移行し、いつでもどこでもインターネットに接続できる時代へと変化を遂げております。また、企業や公的機関の情報システム部門においても、自社でサーバーを管理し、必要なソフトを購入するモデルから、サーバーを外部に委託し、ソフトはSaaSを利用するなど、自社サーバーの運用環境においても変化が進んでおります。
このようなインターネット利用環境が変化する中、弊社の事業フィールドである情報セキュリティ業界はどのような変化があったのでしょうか?弊社の創業当時から数年前までを振り返りますと、ファイアウォール、ウィルス対策、サーバー監視など、外部からの攻撃対応に世の中は躍起になっておりました。しかしながら、技術の進化と共に新種のウィルスや標的型攻撃といった巧妙な手口が次々と登場し、攻撃経路も複雑化していることから、従来の情報セキュリティ対策では外部からの攻撃対策に限界が見え始め、新たな製品や情報セキュリティに対する考え方の変化が求められていると切に感じております。
これまで、弊社は未来の情報セキュリティの姿を見据えて、創業当時から社内や施設内の情報の精査、情報の保護といった内部対策を中心に事業展開してまいりました。なかでも、『インターネット = Web、e-mail、データ』と定義し、それらの対策ソリューションを中心に提供してまいりました。
そして、漸く、情報セキュリティ市場において「外部からの攻撃対策」から「内部における情報管理」へとニーズが向いてきたと実感しております。弊社は今年6月で満20年、人に例えると成人を迎えます。今までの20年の経験を生かし、本年を更なる飛躍を目指して次のステージへと挑戦する元年と位置づけて、皆様方からの熱いご期待にお応えできるよう、全社一丸となり、邁進していく所存でございます。本年も変わらずご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
デジタルアーツ株式会社
代表取締役社長 道具 登志夫