2020年02月07日
デジタルアーツ株式会社

~滋賀県 東近江市の導入事例を公開~
市民の大切な情報を守る、確かな情報漏洩対策を実現

滋賀県 東近江市役所(所在地:滋賀県東近江市、市長:小椋 正清、以下 東近江市)における導入事例を公開いたしましたので、ご紹介いたします。

住民の個人情報をはじめとする機密情報を扱う自治体では、2015年に総務省から全国に通達された自治体情報システム強靭性向上モデルに基づくネットワーク分離型の行政運営を実施するよう求められています。

東近江市では2015年以前より、市民の安心・安全な生活を守る上で、これらの情報資産を確実に守るセキュリティ対策を、重要な施策の一つとして位置付け、目指すべき情報システムを見直し、情報セキュリティ対策を再検討する必要があると考えていました。

検討ポイントの主な事項としては、総務省通達に基づいたネットワークの分離の他に、標的型攻撃等を想定した外部脅威対策の「メールの無害化」、データ漏洩対策の「ファイル暗号化」等がありました。これまで、メールに添付するファイルの暗号化を必須とする、USBメモリなどの記録媒体の使用を禁止する、といったルールは設けてはいたものの、ルールだけでは完全に情報漏洩を防ぐことは不可能であるため、万が一ファイルが流出した場合でもデータが漏洩しない仕組みを作る必要がありました。

上記を可能とする製品の導入を見据え、様々なソリューションの比較検討を行ったところ、標的型メール攻撃に有効なメール無害化機能を備えた「m-FILTER」と、ファイル暗号化・追跡機能を持つ「FinalCode」を合わせてご導入いただき、2016年7月には導入に着手しました。

「m-FILTER」は、添付ファイルやメール本文に記載されたURL情報を確認し、危険と判定したメールを隔離する「添付ファイル偽装判定」機能や、添付ファイルやURL情報を無効化してお客様にお届けする「メール無害化」機能を備えています。これにより、安全と確認されたメールのみを受信し、危険なメールにはアクセスさせないことが可能であり、情報漏洩リスクを軽減することができます。また、メール送信時に添付ファイルを自動暗号化することが可能となり、添付ファイルに暗号を付与する動作が必要なくなります。こうした機能により、メール送受信の環境において、情報漏洩リスクを軽減しながらスムーズに業務することが可能となりました。

また、東近江市では業務データは必ず共有フォルダーに保存するルールとなっていたため、「FinalCode」の自動暗号化機能を適用し、共有フォルダーに格納したデータは自動暗号化される設定としました。これにより、業務データは必ず暗号化され、権限を持つ者のみ操作できる設定とすることで、万が一外部に流出してもデータが漏洩しない仕組みができました。こうした既存業務の仕組みと組み合わせて機能を活用し、運用ルールを作り上げることで、市民の大切な情報を確実に守りながら、職員の業務効率化も実現できている点を高くご評価いただいております。

デジタルアーツでは、外部からの攻撃や内部からの情報漏洩対策として、デジタルアーツ製品の機能を今後も訴求し、あらゆる情報資産を確実に守ることで、皆様の安心と豊かな未来の創造に貢献する、次世代のセキュリティ対策を実現いたします。

評価

今回の導入にあたり、東近江市様より以下のご評価をいただいております。

東近江市役所 総務部 情報推進課 課長 石橋 幸昭 様 (所属は2020年2月7日現在)

このたび、デジタルアーツが提供する「m-FILTER」と「FinalCode」を、情報漏洩対策ソリューションとして採用し、運用を開始しております。“住民の大切な情報を守る”ことは市民の皆さまの安心につながる、行政サービスの向上として重要な施策です。「m-FILTER」と「FinalCode」は、内外両面のリスクから情報を守る仕組みとなっており、市民に対しても自信を持って説明できるセキュリティ対策が実現できていると考えております。また、導入にあたって、庁内各課だけでなく学校や幼稚園、給食センター等に、説明会や個別対応で周知をした際は運用面を心配する声もありましたが、現在はスムーズに活用することができ、職員の業務も効率化され、楽になった、使いやすいと好評です。
今後も本製品によって、市民の重要な情報を確実に守ることで、行政サービスの向上に努めて参ります。
これからもますます魅力的なソリューションを開発し、ご紹介いただけることを期待します。

以上

「m-FILTER」の機能と特徴
「m-FILTER」は、電子メールによる情報漏洩・監査要求・年々増加するスパムメール・標的型攻撃メールといった課題を1つの製品で対応できる、企業・官公庁・自治体様向けのゲートウェイ型電子メールセキュリティソフトです。
安全な「IPアドレス」と「メールドメイン」の組み合わせを収集する、デジタルアーツのホワイトリストデータベースにより、送信元偽装メールや偽装した添付ファイル、本文を偽装したメール等を判定し、隔離することで、安全と判定された送信元のメールのみを受信可能とします。

<「m-FILTER」のメール無害化機能>
「添付ファイル削除」「HTML/リッチテキストメールのテキスト化」「リンク無効化」「メールリダイレクト(二重配送)」と、Officeファイル等の添付ファイルのマクロを除去することができ、ネットワーク分離環境にも適用可能です。

・詳細は下記をご覧ください
https://www.daj.jp/bs/ifmf/m-filter/
「FinalCode」の機能と特徴
「FinalCode」はファイル暗号化・追跡ソリューション(ファイル暗号化ソフト)です。ファイル単位で指定したユーザーやグループのみが閲覧できるように制限が可能なため、仮にファイルが流出しても中の情報は漏洩しません。また、いつでもリモートで権限変更や一括削除ができるため、ファイルが手元を離れた後でも管理し続けることが可能です。暗号化したままのファイルを社外でやり取りする際に、社外ユーザーは無料で利用できるため、費用面でも導入しやすいソリューションとして評価されています。自社の重要な情報資産を社内から社外までボーダーレスにコントロールすることができる「FinalCode」は、様々な情報漏洩リスクにさらされる企業・組織に安心を提供します。

<「FinalCode」の共有フォルダー自動暗号化機能>
「FinalCode」がファイルサーバー上の共有フォルダーを常時監視し、フォルダーにファイルが格納された時点で、あらかじめ設定されたテンプレートに基づいて自動でファイルを暗号化します。ユーザーはいつも通りにフォルダーへファイルを入れるだけで、特別に意識することなくファイルを守ることができます。

・詳細は下記をご覧ください
https://www.finalcode.com/jp/
デジタルアーツについて
デジタルアーツはWebやメール、ファイルなどのセキュリティソフトウェアの提供を核に事業展開する情報セキュリティメーカーです。
インターネットの黎明期であった1998年に初めて国産のWebフィルタリングソフトを世に送り出した先駆者であり、これまでの知見をもとに、情報漏洩対策や標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃対策を実現する、最先端の情報セキュリティ製品を提供しています。
国産メーカーの強みを生かして、製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行っており、プロダクトの根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力は、高い評価を得ております。契約更新率95%以上という実績は、顧客満足度が高い証左です。
国内シェアの50%以上を占めるWebセキュリティソフト「i-FILTER」を中心に、個人・家庭向けの「i-フィルター」、メールセキュリティソフト「m-FILTER」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」などの製品を揃えており、ワンストップでWebやメール、ファイルのセキュリティ対策を実現できます。
「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」という理念のもと、デジタルアーツは全てのステークホルダーの皆さまに信頼される東証一部上場企業として成長を続けています。
https://www.daj.jp
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