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株主・投資家向け情報
Investor Relations

投資家の皆様へ

当社グループは、国産のセキュリティソフトウェアメーカーとして、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」という企業理念を掲げ、成長し続けております。

現在、セキュリティ業界はクラウドサービスやテレワークの普及に伴い、大きな転換期を迎えています。インターネットの利用範囲が広がり、情報漏えいやサイバー攻撃のリスクが増加している中、セキュリティ製品の需要は急速に拡大しています。また、IoTやAI、テレワークの普及により、セキュリティ担当者が直面する脅威も高度化し、セキュリティ運用業務の負荷が課題となっています。これらのニーズに対応すべく、当社は高い優位性を持つ「ホワイト運用」に加え、最新のセキュリティ機能を備えた「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5を提供しています。また、クラウド環境でも安全にWebとメールを利用できるクラウドサービス「i-FILTER@Cloud」、「m-FILTER@Cloud」も展開しています。これらの製品は多くのお客様から高い評価を頂いており、2023年12月末時点においてユーザー数は1,230万ライセンスを超え、約6年前の発売開始から現在に至るまでお客様からのマルウェア感染などの被害報告はゼロとなっております。

当期は2025年3月期を最終年度とする中期経営計画の第2年度となります。この第2年度では当社がこれまで以上に総合セキュリティメーカーとして皆様の期待に応え、また当社グループへのブランドイメージを向上していくために、多くの新機能や新製品をタイムリーかつスピーディに開発し、リリースしていく方針です。この方針の下で、上期においてはCASB機能と「AIチャットフィルター」機能を「i-FILTER」シリーズに追加したことにより、クラウドサービスや「生成AI」の利用状況の可視化・制御が可能となりました。さらには、コミュニケーション事業として提供を開始した新製品「Desk(デスク)」や、安心・安全なクラウドサービスの認証やID管理を実現する新製品「StartIn(スタートイン)」の提供も開始しました。そして、第3四半期においては「DLP」機能(情報漏えい防止機能)を搭載した独自のファイル転送ソリューションである新製品「f-FILTER」の提供を開始し、この第2年度で計画していた新機能・新製品リリースを予定通りに完了させました。リリースした新機能・新製品については、今後もお客様のご要望に合わせて機能強化を適宜行うことで、高品質な価値提供を維持してまいります。
また、第3年度となる来期以降については、活発化する「NEXT GIGAスクール構想」や「次世代校務DX」など、文部科学省が推進する教育現場におけるICT活用を安心・安全に実現するためのセキュリティ対策を提供することで、より一層の飛躍を成し遂げたいと考えております。

私たちは熱意と専門知識を持ったプロフェッショナル集団であり、常に最高品質を追求し続けることが当社の使命と信じ、常に市場の変化を見据え、革新的な技術とサービスを開発し、お客様と共に成長していきます。

今後ともより一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年01月31日
デジタルアーツ株式会社
代表取締役社長 道具 登志夫