2025年08月25日
デジタルアーツ株式会社

実践女子大学の社会連携プログラムにて情報セキュリティ特別講義を実施
― 世代別の視点からセキュリティ意識の向上を考える ―

 情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード 2326)は、2025年6月15日および7月18日の2回にわたり、実践女子大学(東京都、渋谷キャンパス、学長:難波雅紀)の社会連携プログラムの一環として、同大学人間社会学部社会デザイン学科・板倉文彦教授が担当する「情報セキュリティ」授業で特別講義を実施しました。学生への安全なネット利用の啓発だけでなく、社会問題化するネット詐欺などから身を守る方法について学生自ら考える授業となりました。

 第1回(6月15日)の講義は「身近なネット問題とその対策を考える」をテーマに、「セキュリティ女子会しよう」の講義名で開催しました。講義では、SNSが当たり前となった現代における様々なリスク—不適切投稿やプライバシー情報の漏洩、誹謗中傷、フィッシング詐欺など—を具体例とともに解説し、「一度インターネットに書いたものは完全には消せない」「匿名でも特定される可能性がある」「ネット詐欺は巧妙化しており、リテラシーの高い人でも被害に合う」という現実を踏まえ、安易なSNSへの投稿やインターネットへのアクセスが、加害・被害の双方につながり得ることを学生たちに啓発しました。

 また、事前に学生へ実施したアンケートをもとに、大学生のセキュリティ事情や課題に付いて意見交換を実施。
高校生までは保護者や学校が安全なネット環境を守る仕組みがある一方、大学生・大人世代・シニア世代においては自身で安全を確保することの重要性に触れ、次回講義までの課題として「大学生」「大人世代」「シニア世代」の3チームで、各世代におけるセキュリティ意識向上策や、セキュリティソフトを身近に活用してもらうための手法を検討することになりました。

第2回講義(7月18日)当日は、各チームから行動傾向やペルソナを踏まえた提案が発表され、
  「このような手法で重要性を理解してもらおう」
  「各世代の行動傾向から、こんな場所で普及啓発を行うとよいのでは?」
  「登録が不慣れな人にはこのようにサポートしよう」
といった、具体的で実現性の高いアイデアが多数出されました。その後、学生とデジタルアーツ社員との活発な意見交換が行われ、学生の柔軟な発想力と問題解決への意欲が光る場となりました。

 デジタルアーツは、創業30周年を迎える情報セキュリティメーカーとして、企業・公共はじめ幅広い分野に国産のセキュリティ製品を提供するとともに、CSR・サステナビリティ活動の一環として「情報リテラシー授業」を全国の教育機関や自治体と連携して実施しています。今後もこうした教育機関との協働を通じ、若い世代が主体的に課題解決策を考える機会の創出や、安全なインターネット利用の普及啓発に努めてまいります。

以上

デジタルアーツについて
デジタルアーツはWebやメール、ファイルなどのセキュリティソフトウェアの提供を核に事業展開する情報セキュリティメーカーです。
1995年の創業以来、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」を企業理念とし、情報漏えい対策や標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃対策を実現する最先端の製品を、企業・官公庁・学校・家庭向けに提供しています。
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