2026年01月01日
デジタルアーツ株式会社
新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
昨年は、国内のサイバーセキュリティ情勢が一段と深刻化した一年でした。大手企業において、ランサムウェア攻撃を起因とするシステム障害が発生し、商品の出荷やオンラインサービスが長期にわたり停止するなど、社会インフラに近いサービスが影響を受ける事案が相次ぎました。
また、インターネット上での証券口座乗っ取り被害の報道も続き、一般利用者が資産流出や不正取引のリスクにさらされるなど、サイバー攻撃は私たちの日常生活にも直結する脅威となりつつあります。
これらの攻撃は、巧妙化・多様化した手口に加え、生成AIの悪用も相まって、社会全体の安全性を揺るがす問題へと拡大しております。
こうした環境下において、インターネットを「電気・ガス・水道」のように、当たり前に安心して利用できる環境を実現することは、当社の重要な使命であると考えております。
当社は、情報セキュリティソリューションを展開する国産のセキュリティメーカーとして、創業以来蓄積してきたノウハウを基に、お客様が安全なインターネットのみにアクセスできる「ホワイト運用」を提唱しております。
「ホワイト運用」は、信頼できる通信や挙動のみを許可することで「攻撃自体を未然に排除する」新しいセキュリティモデルであり、企業・公共分野を中心に1,428万人※の利用者にご導入いただいており、これまで、お客様からのマルウェア感染などの被害報告は0件という実績を誇っています。
本年は、「ホワイト運用」型SSE+IDaaSの新製品「Z-FILTER」の本格展開に加え、導入・運用の容易さやコスト効率を重視したソリューションの拡充により、中小企業市場への対応力を強化し、幅広いお客様層の課題解決を図ってまいります。また、人材投資や開発体制の強化、ならびに生成AIの活用により、スピードと品質を両立させる経営基盤を確立し、持続的な企業価値の向上を図ってまいります。
本年は、当社が次の成長ステージへと歩みを進める重要な一年と位置づけております。これまでのご支援に心より感謝申し上げるとともに、今後もお客様およびパートナーの皆様とともに、より良い社会の実現に向けて邁進してまいります。
本年も変わらぬご支援とご厚情を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様にとって2026年が実り多く、希望に満ちた一年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。
令和8年1月1日
デジタルアーツ株式会社
代表取締役社長 道具 登志夫
※2025年9月末時点
以上
- デジタルアーツについて
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デジタルアーツはWebやメール、ファイルなどのセキュリティソフトウェアの提供を核に事業展開する情報セキュリティメーカーです。
1995年の創業以来、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」を企業理念とし、情報漏えい対策や標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃対策を実現する最先端の製品を、企業・官公庁・学校・家庭向けに提供しています。
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