2021年01月27日
デジタルアーツ株式会社

メールセキュリティクラウドサービスで『脱ZIP暗号化運用』機能を提供開始
~効率的かつ堅牢なファイル送受信により、情報漏洩対策と外部攻撃対策を同時に実現~

 情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、メールセキュリティクラウドサービス「m-FILTER@Cloud」と、ファイルセキュリティクラウドサービス「FinalCode@Cloud」の連携機能を、パスワード付きZIPファイルによるファイル授受に替わる、効率的かつセキュリティを強固にした『脱ZIP暗号化運用』機能として提供開始することを発表します。

PPAPのセキュリティリスクに警鐘 ファイル送受信ともに対策が急務

 昨年11月に平井卓也デジタル改革担当大臣が、メールでZIP暗号化ファイルを送信し、後からパスワードをメールで別送する方法(PPAP)を、内閣府・内閣官房で使用を廃止する方針を打ち出しました。PPAPはファイルを外部に送付する上での情報保護のため、これまで国内で利用が推進されてきましたが、近年セキュリティ上のリスクが指摘されるようになりました。

 PPAPのセキュリティ課題は、メールを送信する場合と受信する場合の両方にあります。宛先を誤送信した場合ファイルが外部に漏れてしまうという「送信時の漏洩リスク」、さらにZIP暗号化ファイルが悪用された場合の「受信時の攻撃リスク」です。特に、EmotetやIcedIDなど高度に暗号化されたパターンの攻撃は、アンチウイルスソフトなどもかいくぐり、マルウェア感染被害拡大が認められているため、運用見直しの機運が高まっています。

 こうしたことからデジタルアーツでは、従来よりPPAPのインシデントリスクに警鐘を鳴らし、メールセキュリティ製品「m-FILTER」Ver.5とファイルセキュリティ製品「FinalCode」Ver.6の両製品を運用いただくことで、ファイルそのものを強固に守り、メール受信時の安全を担保する対策として提案してまいりました。

メール送信時のパスワードレスによる自動暗号化とメール受信時のZIPファイル強制検査をクラウド版でご提供

 今回この両製品を、デジタルアーツの『脱ZIP暗号化運用』対策連携機能として、PPAP運用にお悩みのお客様に向け、お求めやすい価格でご提供いたします。メールセキュリティクラウドサービス「m-FILTER@Cloud」の強固な機能はそのままに、「FinalCode@Cloud」のファイル暗号化・追跡機能を、メール送受信時の運用に合わせたオプション機能として連携します。効率的かつ安全なファイル送受信を可能とし、情報漏洩対策と外部攻撃対策を効率的に実現することが可能です。

 『脱ZIP暗号化運用』「m-FILTER@Cloud」×「FinalCode@Cloud」連携オプション

① メール送信対策【パスワードレスでファイルを自動暗号化】
送信メールの添付ファイルを「FinalCode@Cloud」がパスワードレスで自動暗号化、受信者のみに操作権限を指定できるため、ファイルの漏洩を防ぎます。
また、ファイルを後から消すことができるため、ファイル転送や外部流出にも対策可能です。

② メール受信対策【ZIP暗号化ファイル強制検査】
受信メールに添付されたZIP暗号化ファイルを強制検査し、安全性が確認できたファイルのみ受信します。
また、「m-FILTER@Cloud」の標準機能である強固な送信元判定やZIP暗号化ファイル以外の添付ファイル対策機能により、EmotetやIcedIDなど、外部攻撃対策も兼ね備えております。

デジタルアーツの『脱ZIP暗号化』運用とは

サービス概要:「m-FILTER@Cloud」と「FinalCode@Cloud」添付ファイル強固暗号化オプション

<サービスに関するお問い合わせ>
デジタルアーツ株式会社(E-mail:sales-info@daj.co.jp)


※本機能はオンプレミス版にも対応し、2月25日より提供開始
▶(2月26日トピックス)『脱ZIP暗号化運用』機能を提供開始

以上

デジタルアーツについて
デジタルアーツはWebやメール、ファイルなどのセキュリティソフトウェアの提供を核に事業展開する情報セキュリティメーカーです。
1995年の創業以来、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」を企業理念とし、情報漏えい対策や標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃対策を実現する最先端の製品を、企業・官公庁・学校・家庭向けに提供しています。
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