2023年05月18日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツ、10月にトータルファイルセキュリティソリューション「f-FILTER」発売
~重要情報を外部に漏えいさせない、安全なファイルの受け渡しを実現~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード 2326)は、重要情報を外部に漏えいさせない仕組みで、安全なファイルの受け渡しができるトータルファイルセキュリティソリューション「f-FILTER(エフ フィルター)」を2023年10月に提供開始することを発表します。

重要情報の受け渡しが容易になった一方、情報漏えいインシデントは後を絶たない
紙媒体のデジタル化が進んだことで、個人情報や営業秘密、技術情報などさまざまな重要情報を電子ファイルで扱うようになり、ファイルの取り扱いはより便利になっています。ファイルの受け渡しについても、電子メールだけでなく、クラウドストレージサービスやビジネスチャットなどの利用が進んでいます。

重要情報の受け渡しが容易になった一方で、「重要情報ファイルと気付かず外部に渡してしまう」、「退職時に重要情報ファイルを自身のプライベートメールアドレスに送信し、内部情報を持ち出す」、「クラウドストレージサービスの公開範囲の設定ミスで個人情報が公開状態」などの情報漏えいインシデントは後を絶ちません。

また、悪意のある第三者がクラウドストレージのアカウントを乗っ取り、重要情報ファイルを窃取するサイバーリスクも増加傾向にあります。このようなセキュリティリスクへの対策として、DLP(Data Loss Prevention)の活用など、システムで重要情報を外部に漏えいさせない仕組みづくりをすることが重要です。


ファイルの重要情報を判別するには、「システム」と「人の目」が必要
これまでデジタルアーツは、「i-FILTER」、「m-FILTER」、「FinalCode」とWeb、メール、ファイルのセキュリティ製品を提供してまいりました。クラウド版のWebセキュリティ製品「i-FILTER@Cloud」は、CASB(Cloud Access Security Broker)の4つの要件である「可視化」、「制御」、「脅威防御」、「データセキュリティ」に対応した機能を提供しており、さらなる機能強化としてファイルの重要情報を判別するDLP機能を搭載することを検討していました。

しかし、企業・団体によって重要情報の定義は異なり、DLP導入において重要情報の定義から漏れてしまうことが課題となるケースがあります。デジタルアーツでは、この課題を解決するためには「人が確認して判別すること」が必要であると判断し、システム的に判定された結果と掛け合わせることによって、確実にファイルの重要情報を判別することができると考えました。

また、クラウド版のメールセキュリティ製品「m-FILTER@Cloud」においても、PPAP(ファイルをパスワード付きZIPファイルにしてメールで送付し、パスワードを別送するファイルのやり取り)対策として、クラウドストレージを活用したファイル転送のニーズが高まっている中、「添付ファイルの重要情報の判別ができない」などの課題を解消していきたいと検討しておりました。加えて、同製品にファイル受け渡しの機能も組み合せることで利便性の向上も実現したいと考えておりました。


重要情報を外部に漏えいさせず、安全なファイルの受け渡しを実現する「f-FILTER」
これらの課題を解決するため、デジタルアーツは2023年10月に重要情報を外部に漏えいさせず、安全なファイルの受け渡しを実現するトータルファイルセキュリティソリューション「f-FILTER」を発売します。製品名は、外部に渡して良い「ファイル」を確実に「判別する」というコンセプトから「f-FILTER」としました。「f-FILTER」は、単体利用の他に、「i-FILTER@Cloud」と組み合わせることで独自のDLPソリューション、「m-FILTER@Cloud」との組み合わせで独自のPPAP対策ソリューションとして活用することが可能です。価格は2023年8月に発表する予定です。

「f-FILTER」の情報漏えい対策機能とファイル受け渡し機能
「f-FILTER」は、「DLP機能」、「ファイル判定機能」、「上長承認機能」、「アンチウイルス機能」、「ファイル閲覧権限管理機能」の5つの情報漏えい対策機能と、「ファイル転送機能」を搭載しています。

デジタルアーツ製品との連携
「f-FILTER」は、「i-FILTER@Cloud」や「m-FILTER@Cloud」、クラウドサービスの認証やID管理を実現するIDaaS(IDentity as a Service)製品「StartIn」といったデジタルアーツ製品とシームレスに連携することが可能です。また、「i-FILTER@Cloud」、「m-FILTER@Cloud」をご利用中のお客様につきましては安価なセット価格で提供することも検討しております。

クライアント端末のファイル保護機能も搭載し、「トータルファイルセキュリティソリューション」へ                                                                
将来的には、IRM(Information Rights Management)によるファイル制御、ファイル暗号化ができるファイルセキュリティ製品「FinalCode」との統合や、さらなるファイルセキュリティ機能強化を行い、ファイルを取り巻くすべてのセキュリティリスクを排除できる製品として「f-FILTER」を展開していくことを目指します。「トータルファイルセキュリティソリューション」という独自のサービスとして、お客様のファイルの受け渡しにおけるセキュリティ対策、利便性向上に寄与します。


「f-FILTER」のオンラインセミナーを6月27日(火)に開催                                                                
【10月提供開始!】重要情報の漏えいを防止し安全なファイルの受け渡しを実現するトータルファイルセキュリティソリューション「f-FILTER」とは?
電子ファイルの普及により情報を便利に授受できるようになり、ファイル授受の方法も電子メールやクラウドストレージサービス、ビジネスチャットなど多様化しています。 一方で重要情報が含まれたファイルの誤送信・退職時の不正持ち出しなど、情報漏えいのリスクは増加しており、システムで重要情報を外部に漏えいさせない仕組みづくりをすることも重要です。
本セミナーでは、2023年10月に提供開始するトータルファイルセキュリティソリューション「f-FILTER(エフ フィルター)」で実現する、重要ファイルを安全に共有する方法をご紹介します。海外製品との差別化ポイントや日本語対応可能な「DLP機能」、「ファイル判定機能」、「ファイル閲覧権限管理機能」について解説します。既存製品の「m-FILTER@Cloud」や「i-FILTER@Cloud」との連携機能についてもご紹介します。

・日時:6月27日(火) 15:00~15:40
・お申し込み方法:お申し込みフォームに必要事項をご入力ください。 [参加費:無料]
・お申し込みはこちら https://mktg.daj.jp/public/seminar/view/7493


■「f-FILTER」
「f-FILTER」は、トータルファイルセキュリティソリューションです。重要情報を外部に漏えいさせない仕組みで、安全なファイルの受け渡しを実現します。

安全なファイルの受け渡しを実現するトータルファイルセキュリティ製品「f-FILTER」のブローシャ

以上

デジタルアーツについて
デジタルアーツはWebやメール、ファイルなどのセキュリティソフトウェアの提供を核に事業展開する情報セキュリティメーカーです。
1995年の創業以来、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」を企業理念とし、情報漏えい対策や標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃対策を実現する最先端の製品を、企業・官公庁・学校・家庭向けに提供しています。
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