2016年06月02日
安川情報システム株式会社
デジタルアーツ株式会社
安川情報システムより、メール無害化機能の「m-FILTER®」を搭載した
導入簡単なアプライアンスを提供開始
~「NetSHAKER m-FILTER」として、主に中小規模の自治体向けに販売~
情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)と、安川情報システム株式会社(本社:福岡県北九州市八幡西区、代表取締役社長:諸星 俊男、以下 安川情報システム)は、自治体向けに「メール無害化機能」を搭載したゲートウェイ型メールセキュリティ製品「m-FILTER(エムフィルター)」のアプライアンスサーバーを開発することで合意しました。2016年8月から安川情報システムより「NetSHAKER m-FILTER」として提供開始いたします。
デジタルアーツは1998年に日本で初めて国産のインターネットフィルタリングソフトを開発して以来、「Webフィルタリング」や「電子メールフィルタリング」といった情報セキュリティソリューションを提供し、国内のインターネットセキュリティ分野を牽引してきました。
今回アプライアンス化する「m-FILTER」は、情報漏洩対策機能、メール保存・管理機能(メールアーカイブ機能)、スパムメール対策機能を備えたメールセキュリティ製品です。今、各自治体では平成29年7月のマイナンバーを活用した情報提供ネットワークシステムの稼働を見据え、セキュリティ対策の強化が求められています。総務省は、「新たな自治体情報セキュリティ対策の抜本的強化」をまとめ、財務会計などのLGWAN※接続系とインターネット接続系で通信経路を分割し、両システム間での通信を無害化する方針等を示しました。そこで「m-FILTER」は、従来の機能に加え「メール無害化機能」をこの6月にリリースします。
※総合行政ネットワーク:Local Government Wide Area Network
「NetSHAKER m-FILTER」 メール無害化のイメージ
安川情報システムは1995年のネットワーク事業立ち上げ以来、インターネットの普及に合わせ、お客様が簡単に安全にインターネットを利用できるよう、様々な機能をアプライアンス化し、提供して参りました。
一般にソフトウェア導入には、ハードウェアの選定、インストール、ソフトウェアとの組み合わせ検証等が必要となり、時間と手間がかかります。また運用にあたっても、問題の切り分けやOSレベルでの脆弱性への対策の実施など、IT管理者への負担は大きなものとなります。その点、アプライアンスサーバーの場合、ハードウェアとその上で動作するソフトウェアを一体として提供でき、保守もワンストップで対応できるため、IT管理者の負担を大幅に軽減することができます。
今回、デジタルアーツと安川情報システムは、総務省の求める「メール無害化」という新しいセキュリティ強化対策を、いち早くアプライアンス「NetSHAKER m-FILTER」として提供することにより、独立したIT管理部門がない中小規模の自治体における最新のセキュリティ対策の早期実施が可能になります。大規模ユーザーにも対応できる上位機種も合わせて提供予定です。引き続き、両社は、全国の自治体向けセキュリティ対策において協力し、新たなセキュリティの課題解決を支援して参ります。
「NetSHAKER m-FILTER」の特徴
- 添付ファイルの除外(削除)により、標的型攻撃メールを無害化
- HTMLメールのテキスト化/メール本文内のリンク無効化により、URLリンクを用いた悪意あるサイト誘導攻撃を無害化
- 二重配送機能により、LGWAN接続系に無害化した安全なメールを転送可能
販売計画
- 販売開始
- 2016年8月(予定)
- 販売目標
- 500台/3年間
- 販売価格
- オープンプライス
以上
- 「NetSHAKER」について
- 「NetSHAKER」はハードウェアに必要なソフトウェアが入っているアプライアンスなので、インストール等設定の手間が大きく削減できます。 さらに使い易さを追求したユーザー画面(GUI)なので設定作業も簡単で、導入までのリードタイムを最短にできます。クライアントPCからWebブラウザー経由で設定・管理が可能です。ハードウェアの管理もソフトウェアの管理もメニュー選択で簡単にできます。ハードウェアとソフトウェアが一体化しているアプライアンスだから、ワンストップで問題解決が図れ、安心です。ヘルプデスクに加え、故障時の交換機先出しサービス等、充実したサポートを提供します。5年間の長期保守も可能です。
https://www.ysknet.co.jp/product/appliance/
- 「m-FILTER」について
- 「m-FILTER」は、電子メールによる情報漏洩・監査要求・年々増加するスパムメールといった課題に対応した、企業・官公庁・自治体様向けのゲートウェイ型電子メールセキュリティソフトです。
「m-FILTER」では、社内外宛先別の時間差配送や、添付ファイル自動暗号化・上長承認等の多彩な誤送信対策を標準機能で実現する「m-FILTER MailFilter」、リアルタイムに添付ファイルを含めたメールを保存し、高速検索で運用負荷を軽減する「m-FILTER Archive」、業界最高水準の検知率であるCloudmark社スパムエンジンによりスパムメールを徹底排除する「m-FILTER Anti-Spam」の3つの機能を提供します。これらの3つの機能から解決したい課題に合わせ機能を選択し、柔軟な組み合わせで導入いただくことも、3つの機能全てを導入いただくことも可能です。
https://www.daj.jp/bs/mf/
- 安川情報システムについて
- 安川情報システムは、創業以来培ってきた制御システム、ITネットワーキング、組込みソフトウェア、それらを包含したIoTの技術を中心とし、企業のお客様へのシステムインテグレータとして、また社会の変化を先取りすることにより、お客様のビジネスモデル革新のためのパートナーとしても、更なる発展を目指します。その方向性を確実なものとするため、2014年に三井物産グループと資本業務提携を結びました。
今後はIoT分野を中心に、社会に必要とされる技術をお客様により身近な形で提供することで、スマートな社会の実現を支援していきます。
https://www.ysknet.co.jp/
- デジタルアーツについて
- デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、家庭および個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を提供する他、企業向けとしてメールセキュリティソフト「m-FILTER」、クライアント型メール誤送信防止ソフト「m-FILTER MailAdviser」、純国産のセキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」を提供しています。
https://www.daj.jp