2016年11月07日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツと日本IBM、標的型攻撃対策としてのログの相関分析の連携を強化
~日本IBMの『IBM Security App Exchange ジャパン・エコシステム』にデジタルアーツが参画
サイバー犯罪に対するセキュリティ業界のコラボレーションを支援~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、標的型攻撃対策としてのログの相関分析において、情報漏洩防止と内部統制を推進する企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER(アイフィルター)」と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下 日本IBM)の「IBM QRadar Security Intelligence Platform(以下 QRadar)」とを連携し、11月7日より提供開始いたします。

日々、高度化・複雑化する標的型攻撃は、攻撃ツールが比較的誰でも簡単に入手・改変できるため、グローバルスケールで変化しており、対策が困難な背景があります。従って、標的型攻撃対策のソリューションとして、サンドボックス製品の導入による仮想空間上でのファイルのトラッキングに加え、統合ログ管理とイベント管理を行うセキュリティ管理ツールSIEM※1製品の導入によって、社内システムのログを横断的に相関分析する対策が市場で普及しつつあります。

そこで、デジタルアーツは、外部とのWeb通信を一元化するプロキシ製品である「i-FILTER」、IBMのSIEM製品である「QRadar」を連携し、Webとメール双方で標的型攻撃対策としてログの相関分析を可能にします。メール通信を一元管理する「m-FILTER」との連携は順次検証予定です。

「i-FILTER」と「QRadar」の連携概要図

「i-FILTER」と「QRadar」の連携概要図

「QRadar」との連携により、「i-FILTER」単体製品ではモニタリングできなかった、特定端末からの特定URLへの高頻度な異常アクセスの検知などを実現します。

また、「i-FILTER」・「m-FILTER」と「QRadar」を連携するためのアプリケーションは、日本IBMの「IBM Security App Exchange ジャパン・エコシステム※3」に今後登録予定です。「QRadar」と連携する他社製品と併用いただくことで標的型攻撃に対する積極的なコラボレーションを支援します。

デジタルアーツは、日本の企業・組織にとって今後ますます大きな脅威となる標的型攻撃に対する防御・対応 ソリューションをより迅速に、広範囲にご提供し、安心してインターネットに接続できる環境を提供すべく、お客様の貴重なご意見を製品開発に活かし、更なる製品使用満足度向上を目指してまいります。

  • ※1 SIEM = Security Information and Event Managementの略称。
  • ※2 uDSM = Universal Device Support Moduleの略称。IBMがサポートする、マルチベンダー製品のログソース取り込み用の汎用的なプラグイン。
  • ※3 IBM Security App Exchange ジャパン・エコシステム : https://exchange.xforce.ibmcloud.com/hub

以上

「i-FILTER」について
「i-FILTER」は、情報漏洩対策とWebの有効利用のための企業向けWebフィルタリングソフトです。国内におけるWebフィルタリングソフトのベンダー別売上金額シェア(2015年度)においてNo.1を獲得しました(2016年6月 株式会社アイ・ティ・アール発行「ITR Market View:サイバー・セキュリティ対策市場2016」)。業界最大級のWebフィルタリングデータベースと、特許を取得したフィルタリングテクノロジー「ZBRAIN」により、業務中の閲覧が不適切なWebサイトを高い精度で遮断します。また、Webメールの利用や掲示板の書き込みなどといった、Web経由の情報漏洩を防ぐとともに、その内容を記録・確認・保存することが可能なため、内部統制対策としても有効なソリューションです。「i-FILTER」は、すでに全国の企業・官公庁7,300団体以上、学校・教育機関31,000校以上に導入されています。(2016年3月末現在)
https://www.daj.jp/bs/i-filter/
「m-FILTER」について
「m-FILTER」は、電子メールによる情報漏洩・監査要求・年々増加するスパムメールといった課題に対応した、企業・官公庁・自治体様向けのゲートウェイ型メールセキュリティ製品です。「m-FILTER」では、社内外宛先別の時間差配送や、添付ファイル自動暗号化・上長承認等の多彩な誤送信対策を標準機能で実現する「m-FILTER MailFilter」、リアルタイムに添付ファイルを含めたメールを保存し、高速検索で運用負荷を軽減する「m-FILTER Archive」、業界最高水準の検知率であるCloudmark社スパムエンジンによりスパムメールを 徹底排除する「m-FILTER Anti-Spam」の3つの機能を提供します。これらの3つの機能から解決したい課題に合わせ機能を選択し、柔軟な組み合わせで導入頂くことも、3つの機能全てを導入頂くことも可能です。
https://www.daj.jp/bs/mf/
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、家庭及び個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を提供する他、企業向けとしてゲートウェイ型電子メールセキュリティソフト「m-FILTER」、クライアント型電子メール誤送信防止ソフト「m-FILTER MailAdviser」、セキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」を提供しています。
https://www.daj.jp
  • ※ IBM、IBM ロゴ、ibm.com、QRadarは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。
    他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。
    現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER/m-FILTER MailFilter/m-FILTER Archive/m-FILTER Anti-Spam/m-FILTER File Scan、D-SPA はデジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ FinalCode はデジタルアーツグループの登録商標です。
  • ※ 掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。