2017年02月14日
デジタルアーツ株式会社

誤送信防止・添付ファイル暗号化機能を拡充した
「m-FILTER® MailAdviser」Ver.3.3、3月中旬に提供開始
~検知ルール拡充、添付ファイル暗号化時のAES-256方式・自動パスワード通知
64bit版のOutlookにも対応~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード 2326)は、企業・官公庁・自治体様向けのクライアント型メールセキュリティ製品「m-FILTER MailAdviser(エムフィルター メールアドバイザー)」において、誤送信防止と添付ファイル暗号化機能を大幅に強化したVer.3.3を、3月中旬より提供開始いたします。

メールの誤送信はヒューマンエラーとして企業・官公庁問わず発生しており、誤送信に起因する機密情報の漏洩事故も頻繁に発生しています。1度のメール誤送信で失った社会的信用を取り戻すには時間を要することになり、更に機密情報の漏洩の場合、経営へのダメージも計り知れません。2016年11月には、IPAが「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」を刷新し“情報セキュリティポリシー策定サンプル”内の「電子メール」項において、<傍受による漏洩防止>対策として、「口外秘又は極秘の情報資産を送信する場合は、メール本文ではなく添付ファイルに記載し、ファイルを暗号化して送信する」旨、記載されております。

メール誤送信による情報漏洩対策の需要の高まりを受けて、デジタルアーツは今回のアップデートで「m-FILTER MailAdviser」の従来の誤送信防止と添付ファイルの暗号化機能を拡充いたしました。

「m-FILTER MailAdviser」Ver.3.3で提供する「検知キーワード」のルール利用の流れ(イメージ)

「m-FILTER MailAdviser」Ver.3.3で提供する「検知キーワード」のルール利用の流れ(イメージ)

誤送信防止機能の強化では、メールの件名・本文・添付ファイル名に、事前に「検知ルール」として登録されたキーワードが含まれない場合も、ポップアップ画面上で確認が可能になります。「検知ルール」で登録されたキーワードが該当する場合、事前に設定した「警告」・「送信禁止」のメッセージがポップアップ画面上に表示され、「送信禁止」に該当するメールは社内外に送信できなくなります。加えて、ポップアップ画面上で「検知ルール」が確認できるようになります。これにより、メール件名・本文は勿論のこと、誤って違うファイルを添付してしまうリスク等も軽減され、重要ファイル添付時の誤送信防止強化が実現します。

添付ファイルの暗号化機能※1では、従来の添付ファイルZIP暗号化機能で暗号化を行う際、「電子政府推奨暗号リスト」で求められるAES方式※2に対応いたします。 利用者または管理者側の設定で、送信メールごと、または部署ごとにAES-256方式を選択できますので、より高度なセキュリティを必要とするシーンや部署ポリシーに応じ柔軟にご利用頂けます。更に、添付ファイルZIP暗号化時に、メールの宛先に自動で別途パスワードが通知できるようになります。

その他、今回のアップデートではMicrosoft Outlookの32bit版に加え64bit版にも対応しておりますので、PCにプリインストールされているMicrosoft Officeが64bit版であっても、Microsoft Officeの再インストールは不要です。

デジタルアーツでは、内部からの機密情報流出を防止すべく、メールの誤送信対策、アーカイブ、スパムメール対策におけるお客様のニーズに対応し、「m-FILTER」ファミリーの機能強化を行ってまいります。

  • ※1 メーラー環境がMicrosoft Outlook利用時のみ。
  • ※2 AES-256方式のzipで暗号化されたファイルを、受信者が開く場合は、Windows標準機能では解凍できません。
    別途、受信者側でAES-256方式に対応した解凍ソフト等をご用意ください。

【「m-FILTER MailAdviser」Ver.3.3の新機能紹介ページ】

        https://www.daj.jp/bs/lp/ma33/

以上

「m-FILTER MailAdviser」について
「m-FILTER MailAdviser」は、ゲートウェイ型誤送信防止製品よりも手軽に誤送信対策を始められたい企業・官公庁・自治体様向けのクライアント型メール誤送信防止ソフトです。「m-FILTER MailAdviser」は送信者自身がメール送信時に誤送信チェックを可能にし、従業員の誤送信防止意識の向上に役立ちます。ゲートウェイ型製品である「m-FILTER」と組み合わせ、多層防御の構成をとることで、誤送信をより確実に防止することもできます。
https://www.daj.jp/bs/ma/
デジタルアーツについて
デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級のWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、家庭および個人向け「i-フィルター」・企業向け「i-FILTER」「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を提供する他、企業向けとしてメールセキュリティソフト「m-FILTER」、クライアント型メール誤送信防止ソフト「m-FILTER MailAdviser」、純国産のセキュア・プロキシ・アプライアンス製品「D-SPA」、ファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」を提供しています。
https://www.daj.jp
  • ※ デジタルアーツ/DIGITAL ARTS、ZBRAIN、アイフィルター/i-フィルター/i-FILTER、m-FILTER/m-FILTER MailFilter/m-FILTER Archive/m-FILTER Anti-Spam/m-FILTER File Scan、D-SPA はデジタルアーツ株式会社の登録商標です。
  • ※ FinalCode はデジタルアーツグループの登録商標です。
  • ※ その他、上に記載された会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。